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こえて~こえて~超えーてー(byゆず)がリフレインする日。

Beyond カンファレンス2023 京都 に参加してきました!

久しぶりのETIC.関連イベントなので、ドキドキしながらも、京都駅からのチャーターバスでの出会いという、運営側だけでなく、参加者の熱量になぜか心地よさを感じてしまいます。

2日間の会期のなかで、1日のみの参加でしたが、
最初のチェックイン。

50年後(2073年)次世代に何を残したいか?

人生100年時代とはいえ、すでに他界しているかもしれないこのスケール感でのお題。素敵です。

オープニングセッションとお目当ての2つのセッションに参加してきました。そのなかでも自分がとても関心をもっているセッションをざっとまとめてみました。

オープニングセッションの話題提供「こども宅食応援団」
社会的孤立の問題 SOSを出せない家庭に対して、こども宅食をきっかけに、継続的に家庭を訪問、次の支援につなげる取り組みです。

相対的貧困7人に1人の日本。身近な人に助けての声を上げることもできず、社会的孤立してしまう子育て家庭にどう手を届けていくのか?
団体のめざす世界は、支えつつ、支えられる状態(文化)にすること。つまり、ことも宅食が不要になる世界です。

言葉を変えると、サポートしてくれる団体や人、国や自治体で制度をつくる人、現場の声を聞いて改善してくれる人などなど助けてくれる人がワラワラといる状態のこと

思考の枠を超えるために、想像してほしいのが、
ある日「自分が当事者」となったとき、どうしますか?

助けてくれるパートナーが近くにいることがとても大切で、個人だけでなく、企業ができることもあります。資金提供になりがちな企業との連携、実業としてのパートナーシップでの関わり方もあるのです。実際、こども宅食では、セイノーホールディングスと協業しています。

そして、次のセッションは、
自治体や民間企業の学校との共創に関する作戦会議、京都府と名古屋市の教育委員会からの事例紹介です。

学校と連携する上で「目線合わせ」「言葉合わせ」は重要で、そのための話題提供です。
まず、人生100年時代、学び続ける時代であるということ。変化の激しい時代、社会でもとめられる知識・能力も変化していく、学校卒業後も学ばなければならないが、小学校高学年以降は勉強嫌いが増加、大学生も勉強しない、若者の社会への「当事者意識」が足りないなどなどの統計データによる課題共有から導き出した文科省が進める方針が「令和の日本型学校教育」です。

(参考)「令和の日本型学校教育」の構築を目指して~全ての子供たちの可能性を引き出す、個別最適な学びと、協働的な学びの実現~(答申)https://www.mext.go.jp/content/20210126-mxt_syoto02-000012321_1-4.pdf

話題提供のなかで感じた課題としては、学ぶことの楽しさを実感し、社会に主体的に関わる当事者意識を引き出すにはどうしたらよいか?

そもそも学校との対等なパートナーシップが必要で、共に創り上げていけるゴールイメージ(児童生徒がどうなってほしいのか?)の共有が必要になります。

次に、名古屋市のナゴヤ・スクール・イノベーション事業の事例として、現場の教員が、子ども中心の学びのための行動指針であり、共通言語としてマインドセットできるように「ナゴヤ学びのコンパス」というのを作成しました。

ふれる→問いの設定→企画書(学習計画)作成→探究活動→振り返り→発表

まず「ふれる」ことの大切さを強調されていました。そして、イエナプランを参考に、授業時間内に1コマ自由進度学習の時間を設けています。

学校は、夢を実現する力を身につけるところではなく、夢を見るちからを養うところという言葉も印象的でした。

学校教育を民間企業が持続的に支えるための課題としては、企業CSR活動として、事業活動による利益の1%を還元することがもとめられているものの、社会貢献にかけれれるリソースは限られ、持続することが難しいこと。しかし、小・中学校に企業が持続可能にキャリア教育などにかかわることができる仕組みってあると思います。

「まちのきょういく委員会」では、一人ひとりが自分らしく生きることができる社会実現に向けて、「学びの民主化」を実践、これからの教育を探究しています。

2023年はまちのきょういく委員会としても、次のフェーズへ、レベルアップしていく年です。ご興味ある方はぜひお気軽にお問い合わせください。

最後まで読んでいただきありがとうございます。



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西森 寛/希望結社ツクラム
「希望」ある社会、一人ひとりの才能が開花できる社会の実現に向けての活動資金にさせていただきます!!