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みんなのオンライン教室3.0に向けて|5/30 オンライン懇談会

まちのきょういく委員会 運営メンバーの西森(にしやん)です。
先日の30日(土)にオンライン懇談会を開催しました。

5月も終わり、6月からいよいよ学校再開となります。

3月の臨時一斉休校からこどもたちの「学びたい」を応援しようと始まった「みんなのオンライン授業」。そして「みんなのオンライン教室」へとアップデートを重ね、こどもたちの意見を聞き、様子をみながら、オンライン懇談会を節目節目で開催し、保護者の皆さんや関わる人たちとの議論を丁寧に重ねながらの3ヶ月間となりました。

オンライン授業・教室のなかでは本当に多種多様な学び、出会いが生まれ、参加された皆さんからは、楽しかった!また次も受けてみたい!というたくさんの声もいただいています。

今回、その3ヶ月を振り返りながら、6月以降学校再開してからの「みんなのオンライン教室」はどうありたいのか?どうしていきたいか?保護者だけでなく、こどもたちも参加してのオンライン懇談会となりました。

「まちのきょういく委員会」って?

「まちのきょういく委員会」は、これからの教育を考え、実践していく民間主導の協業チームです。「教育の拡張」「共創」「学びの民主化」の3つを軸に、さまざまな人たちが横につながり、必要なときに必要な範囲で手を取り合う、そんな自律分散型システムの構築をめざしています。

「みんなのオンライン授業」「みんなのオンライン教室」という新しい学びの提案は、まちのきょういく委員会の主な運営メンバーである私とオヤノミカタ松井(ともさん)とで行っています。

全国の学校への一斉臨時休校要請がでてから、子どもたちに向けてオンライン授業をやってくれる人を探すところから始まりました。自分の好きや子どもたちに生き方や多様な価値観にふれる機会として、授業をしてほしいという方に、直接コンタクトして授業のお願いや相談をしてきたのです。

本当に心強かったのは、授業を実施した先生がさらに別の先生を呼んできてくれたこと。幅広いテーマや内容による50名を超える先生が集まってくれました。そして何よりうれしかったのは、小学生3名、高校生1名、大学生3名も授業を担当をするということも起きました。

さらに、教室の運営メンバーも私たち以外にも新たに加わり、各曜日の教室ホストがついて、教室の1日をまた多様なおとなたちと過ごせるようになりました。

「みんなのオンライン教室」は個が尊重される場所

みんなのオンライン授業から「みんなのオンライン教室」になっての5月からは、週3日となりました。あさの会やおわりの会、チャレンジタイムという時間も加わり、オンライン上でおしゃべりしたり、ゲームやYouTubeのこと、クイズ大会、ホワイトボードを使ってのしりとり、チャットを活用したオリジナルゲームに取り組んだりと、授業だけでない、通常の学校だけでは出会えないような新しい友だちと仲良くなる機会にもつながりました。

保護者の皆さんも子どもたちの様子を隣でみていたり、あとでどうだったか話をされるそうで、こどももおとなも含めて、参加している一人ひとりが大切にされている空間だということを皆さん口々に話されます。

正直運営側も子どもたちとの関わりは、常に悩みながらでした。これをしなさいとか、これはやってはいけないというある価値観を押し付けるのではなく、自分の考えや思いをそのまま話す。むしろそれいいね!といっしょに楽しく過ごせるように心がけていました。

チャレンジタイムという何かみんなで挑戦しよう!という時間でも、子どもたちが能動的に動きだすのをじっと見守り、待っています。何もしないということではなく、ボールを投げたり、問いかけたり、本当に子どもたちと今を大事にして楽しむ時間を過ごせていたのではないかと思っています。

コアバリューをもって、テクノロジー活用

6月からどうするか?これは再びアップグレードに向けたトライアンドエラーが始まりそうです。オンライン懇談会だけでなく、その後の運営者ミーティングでも予定時間を超えての議論。

オンライン懇談会では、みんなのオンライン教室ってどんな場所か?を改めてコンセプトやビジョン確認を行いました。出てきた意見は下記の通りです。

・多様なこどもが多様な大人と出会い自分の「好き!」を発見する場所
・子どもといっしょにつくる社会
・みんなでつくりあげる場所
・自分の考えを伝え、創造する場所
・自由に参加、選べる場所
・自分をそのまま認められる、ありのままの姿でいられる場所
・「今」の感情や気持ちを大切にする場所
・自分らしく、心地よくいられる、信頼できる場所

最終の言語化は、運営側で一旦預かって考えることにしています。

そして開催曜日や時間等については、今のところ

平日2時間を基本に、午前(9:00-12:00内)と午後(13:00-16:00内)でそれぞれ開講さらに放課後(17:00-19:00)の時間帯も追加されます。

土・日曜日2時間を基本に、午前(9:00-11:00)午後(14:00-16:00)で開講。土日は、ランチタイム(12:00-13:00)の時間帯があります。

ということになりました。6月末まで、この形で運営をしながら、軌道修正していきます。各時間帯ごとにそれぞれオンライン授業やチャレンジタイムなどの時間が入りますが、どう時間を使いたいか?どんなことをするか?の内容は、先生やホスト次第です。

もし教室ホストや授業を実施できる先生がいない場合はもちろん開催はできませんので、そこは空き時間となります。

今後コロナの臨時休校、さらに文科省のGIGAスクール構想により、公教育の学校現場でも学びや児童生徒とのコミュニケーションの選択肢の一つとしてオンライン化が進んでいくと思っています。

そのなかで、わたしたち民間側としてできることは何か?またそもそも教育費負担の問題、子どもたち自身も気軽に評価しながら参画できる、自分たちの学びを自分たちでつくっていけるようにするための仕組みも同時に検討をしていきたいと思っています。

ブロックチェーン技術というと仮想通貨という投機イメージが強いかもしれませんが、非常にすばらしい技術とビジョンをもつ会社に出会いました。

この「PEACE COIN」の導入も検討しながら、学びたいを応援できる、一人ひとりの個性を発揮できる希望あふれる社会にしていきたいのです。

これからを生きる子どもたちの未来に向けて、そのビジョンに共感でき社会的に価値のある企業とコラボレーションをしながら、ともに成長していくということ、これも私たちの重要な責務だと思っています。

また6月の授業の様子、授業レポートなどは、引き続きこちらで発信していきます。ぜひ楽しみにしていてください。

オンライン懇談会の最後に、参加者の皆さんと記念撮影!

最後まで読んでいただきありがとうございます!


「希望」ある社会、一人ひとりの才能が開花できる社会の実現に向けての活動資金にさせていただきます!!