キャリア教育プログラム〜未来の「○○」になろう!〜
子供たちにとって今ある職業は、将来なくなるかもしれないし、また違った姿をしているかもしれない。「ありたい」姿や「職業」としてのイメージが明確にあり、それを心地良いと感じているのか、既存の職業フレームだけで考えないようにすることが非常に大事になりそうです。
細分化されたり、専門化された職業ももちろんありますが、時代に合わせて派生していく職業もあるからです。
未来の職業を自分で描いてみる
例えば「歌手」になりたいと思ったときに、自分はどこにその面白さや魅力を感じているのかを少し頭と身体を使って考えてみることです。ポイントは既存の職業に固定されないことですね。人前で歌うことが好きなのか?歌を通じて、場を盛り上げたいのか?音楽そのものに惹かれているのか?などです。
よくあるのは、自分の普段の生活から離れている職業になりたい!と思ったときに、それは無理だ、難しいということになってしまう経験ってありませんか?その職業を分析し、できることをみつけ、やってみる。夢中になれないことにぶつかったなら、なぜか?をゆっくりと考えてみて、自分が夢中になれる方向性に舵をきってみることです。何かしらステップアップが必要だと思えば、それらを切り分けて取り組んでいけるからです。
自分にとっての「○○」を宣言して、やってみると、自分にとっての「○○」がいったいどういうものなのかが、わかってくるようになります。よくゲームの世界では、職業ツリーというのがあります。それを自分なりに描いてみるということですね。
例えば、先ほどの「歌手」であれば
身近な人の前で自分の好きな歌を歌う人 →相手のリクエストに合わせて既存の歌謡曲を歌う人 →既存の歌謡曲をアレンジして歌う人 →・・・・。
このように考えていくと、今できることと、将来ほしいスキルや知識などがより明確になると思うのです。今の職業観に縛られない新たな職業名として「○○」がでてくる可能性もあります。また足りないものや苦手なことは、できる人と組めばよいということですね。
未来のYouTuberになろう!
夏休み期間を利用して、子供たちのやりたい!を応援する事業「YouTuber Academy」を運営するFLUMA株式会社(本社:東京渋谷区)と上記のようなプログラムを開催します。YouTubeというと子育て中の保護者にとってはとても頭を悩ませているこの動画ツール、そしてYouTuberという切り口で企画しようと思ったのか?
それは、自分の未来を考えるきっかけとして、将来なりたい職業の一つであるYouTuberを考えてみて、やってみる時間をつくりたいと思ったからです。
また、自分なりのおもしろい視点に気づいて、今にとらわれない新しい発想で未来の職業について考えるきっかけにしたいからです。
身体を通して、ゆっくりと考える時間をつくること
今の子供達に不足しているのは、そこに身体を委ね、ゆっくりと考える時間があるどうかだと思います。それは、きちんと自分と他者とが向き合うことができる土壌を育むことにつながります。
例えば、動画やテレビをみることが嫌がられる本質的な理由として、伝えるメッセージや情報、見せ方など、すべてある作り手側の意図により編集されているからではないかと思います。YouTubeの場合は、映画やテレビと比較すると、その発信側のコンテンツに不安があるなかで、子供たちにというのはやはり抵抗感を感じてしまうということです。
しかし、マスコミやプロの制作会社によってつくられたコンテンツではないクリエイターのチャンネルに、子供大人を含めてたくさんの視聴者やファンがいるということも事実としてあります。それだけおもしろさは多様化していると同時に、自分がおもしろいと思うコンテンツを探して、選べるようになりました。つまりどちらかと言うと選択できる分、そのおもしろさにのっかる、賛同するという、ちょっと違ったアプローチをしています。
大人の都合でYouTubeをみることが良い悪いと判断するのではなく、その子自身がおもしろいと思う感性を信じて、自分自身できちんと選べるようになればよいのです。
この作り手としての経験は、誰でも情報にアクセスでき、発信できる時代のなかで、情報リテラシーを身につけることにもつながります。やりたいことが、自分の心から沸き立つものなのか?それはある切りとられた情報の一部だけしか見えていないのか?そこに気づき、考えることができるきっかけ、そして自分自身で未来を選択できるようにしたいのです。
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