不確実な未来に、確かな選択をする
ある情報がある。それをどう集め、活用し、編集(デザイン)することが大事だと言われる。
でも、ツクラムとして取り組みたいのは、その前に、教育が必要ということ。いわゆる情報教育ということではなく、ある情報が、その人にとって価値あるものとして理解できるようにするには、まずは教育。
閉じた状態で、情報を得ると、自分の中でしか、共感理解ができなくなる。本来は、想像力でいくらでも飛んでいけるのに、蓋をされてしまう。いわゆるアンコンシャス・バイアス。
心、思い、可能性、見えないものが見えるようになるには、問いや課題をもとに、自分で考えること。そして、身体をひらき、いろいろな意見に触れ、考えを交流交歓させて、自分なりの答えを見つけること。これこそ教育の本質であり、学び。
もちろん、学びはワクワクするものでありたい。机上でうーんと頭を抱えていることだけではない。そんな心躍るような学びの出会いは、実は身近にある。気づかないだけ。そこを拡張することも大切。
ということで、城陽市内で実施している、目に見えるものづくり活動を通して、テクノロジーの可能性と人間らしい未来を探求している「子どもたちのメイカーズラボ」以外に、京都市伏見区深草エリアで目に見えない地域で働く人たちの思いに触れ、今の仕事から、これからの仕事を探求する「地域のおしごと博物館プロジェクト」を実施することにしました。
教育って自分が今まで受けてきた教育の範疇でしか考えられなかったり、親子とはいえ、まったく別の個人どうしであるからなかなかうまくいかないことってほんと多いですよね。だから地域を超え、パートナーシップで学びの民主化、教育の拡張を実現する「まちのきょういく委員会」のような存在が大切なのだと思っています。
最後まで読んでいただきありがとうございます。