【学び】花を育てるように君を愛そう
外国語を勉強していて面白いのは、日本語には無い表現を習得できることだと思います。
特に、韓国語においては誰かを愛することの表現方法が非常に多彩で文学的です。
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こんばんは!
今日、店頭でお仕事をしていたら
大学生くらいの、黒リュックにブラウンのピーコートを来た男性が満面の笑みで近寄って来たんですね。
すごく楽しそうに近付いて来たので
私も「あー!久しぶりー!」みたいな表情で迎えたんですけど、これ何が怖いってね
全然知らない人なんですよ。
「(あ〜、マスクしてるから顔分かんないけど、昔いた店舗のバイトくんかな…?ん〜誰だっけな…)」
などと考えながら戸惑っていると、その男性は2mほどの距離まで近付いて来て一言。
「あ!すいません!人違いでした///!!」
そういって彼はそそくさと店を後にして行ったのです。え、待って、ドッキリカメラ?何?フラッシュモブ?
完全に豆鉄砲食らった鳩、竹やぶから槍。
そんな私のもとに後輩ちゃんがぱたぱたと駆け寄って来て一言。
「すいません!さっきの私の彼氏です////」
なんと後輩ちゃんの彼氏が近くに来ていたそうで、サプライズで店頭に顔を出したそうなんです。それで背丈の似ていた私を彼女と思い込み間違って挨拶をしてきた、という状況だったのです。そしてそれを後輩ちゃんが目撃していた、と。
顔を真っ赤にして「すいません!!先輩に迷惑掛けるなってキツく言っておきますね!!」と謝る後輩ちゃん。
結局、彼氏くんのサプライズは失敗に終わったわけですが、あのキラッキラした笑顔を思い出すと、改めて恋愛って尊いわーっと密かにアオハルを感じてしまった私でした。
恋の歌はたくさんあれど
アオハルといえば、私が好きな「花曜日」という韓国語の曲でこういった節があります。
내 지친 하루의끝에
난 너만 보고싶으니까
네 생각이 매일 움트다
작은 감정으로 돋아나
어느새 내 몸속깊숙이 넌 자랐나봐
“僕の疲れた一日の終わりに
僕は君だけを見ていたいから
僕の考え(想い)が毎日芽ぐむ
小さな感情で芽生える
いつの間にか 僕の身体の奥底で君が育っていたみたい”
エモ。エモすぎ。
これ「火」と「花」の発音が同じ「ファ」であることから火曜日の火が花と掛けられているんですね。
エモ。エモすぎ。
つまり恋心を花の成長に見立てて歌っているわけなんです。
爆おしゃれ例え。どんな風に育ったらこんな爆おしゃれ例えを生み出せる人間になるんや。
最近、韓国文学も徐々にブームになっていますけど、こういった韓国語ならではの言葉遊びも多くの人が惹きつけられる理由の一つなのではないでしょうか。
結果的にハイパー人違い案件になってしまいましたが、
あの時の満面の笑みはまさしく、日向のもとで穏やかに、しかし力強く咲き誇る花のようであったな、と密かに恋の尊さに想いふけっていたのでした。
そして、多分あの時の彼氏くんは人違いしてしまったことで後輩ちゃんからこっぴどく怒られたことでしょう。笑
今日はそんなアオハルエピソードを韓国語の歌を交えてお送りしました。
それではまた明日お会いしましょう!