『田中一村展』奄美の光 魂の絵画
こんにちは
久しぶりのブログ更新です!
先日、東京都美術館で田中一村の展覧会をやっていたのを見に行ったのですが
すごすぎて、、、
書かずにはいられなかったので
ここに備忘録と感想を。
まず、
田中一村とは?
田中一村(たなか いっそん、1908年7月22日 - 1977年9月11日)は、日本の画家で、特に奄美大島での生活とその自然を題材にした独特の南国の風景画で知られています。彼の作品は、花鳥画を中心に、日本画の伝統技法と独自の表現を融合させたものが多く、後年になってその芸術性が再評価されました。
田中一村は長らく無名で、画壇とは距離を置いた孤高の画家でしたが、奄美大島に移住後、そこで見た自然の美しさを題材にした作品が彼の代表作として認知されるようになりました。作品には、鮮やかな色彩と細密な描写が特徴的で、特に奄美大島の動植物をモチーフにした絵画が多いです。
彼の人生や作品に対する評価は、死後に大きく高まり、現在では奄美の自然を描いた画家として日本の美術史において重要な存在となっています。奄美大島には、彼の作品を展示する「田中一村記念美術館」があり、多くのファンに愛されています。
Review
すごかった、、、
見始めた瞬間、何かを感じて急に涙目になって感動がとまりませんでした
自分を信じて
一枚一枚丁寧に描き上げ
やり遂げていく姿
ずっと書き続け
信じ続け
諦めずに
突き進んで
我が道をゆく姿
葉っぱの一つ一つ
花びらの一つ一つに魂を感じられて
会ったこともなければ
描いている姿も見たことないけど
その姿が思い浮かぶくらいリアルで
生きている絵でした
その時代では見過ごされてきてたかもしれないけれど
本当のもの
クリアなもの
純粋で美しいものが
わかる時代になったからこそ
今『田中一村』なのかもしれない
展覧会の最後、一村の言葉が飾ってあり
『私の絵の最終決定版の絵が
ヒューマニテイであろうが、悪魔的であろうが、書(画)の正道であるとも邪道であるとも何と評価されても私は満足なのです。
それは見せるために描いたのではなく
私の良心を納得させるためにやったのですから。
田中一村』
という言葉を残していて、
どう評価されようが関係なく
純粋な気持ちで絵に向かっていたことがわかる一文とそばに飾ってあった今回の展覧会のメインビジュアルにもなっている晩年の最高傑作「アダンの海辺」で心を鷲掴みにされてしまいました
日本のゴーギャンと呼ばれているそうですが、生き方はまるでゴッホ
長らく無名で、画壇とは距離を置いた孤高の画家でした
そんな一村がこんなにたくさんの人に自分の絵を見られてるのを知ったらびっくりする
だろうなというくらいの混みようでした〜
気になったかたはぜひ芸術の秋🍂楽しんでみてください
となりの西洋美術館でモネ展もやってます🖼️
@東京都美術館
2024年9月19日(木)~12月1日(日)迄