andymori 『投げkissをあげるよ』
私がまだ20代前半ぴちぴちのアシスタントだった頃
(ぴちぴちだったかどうかはさておき、、、)
ガールズバンドのヘアメイクに度々呼ばれてよく手伝いに行っていました。
今思うとギャラが低すぎてよく受けたなーという感じの仕事でしたがw
ギャラよりも何よりも
ロック好きの私にとっては最高の現場で、
目の前でリアルロッキンジャパンが繰り広げられる様は内心冷静を保つにはなかなかの修業でした。
毎回喜んで、尻尾をふりすぎて引きちぎれそうなゴールデンレトリバーのように現場にすっ飛んで行っていました。
嬉しくてうれしくて、夢中でした。
そして、若い時にその経験をさせてもらえたからこそ今、目の前の仕事に感謝してやれてる気がします。
年齢を重ね、現場に慣れ、早く終わらないかなーとかw
愚痴が出そうになった時にこのことを思い出すとともに聞く曲があります。
その曲は
そのバンドのギターの子がいつもライブ前に楽屋でギター片手に歌っていた曲で
andymoriの『投げkissをあげるよ』
という曲です。
『大丈夫ですよ』
というキャッチーなフレーズからはじまり
そのあとも
『心配ないですよ』
とつづいて
ひたすら
『全部忘れていいよ』
『何にも考えなくていいよ』と歌ってくれる
毎回、時間に追われながら緊張する現場で、
その子が横で歌うこの曲が
私に言い聞かせてるようにしか聞こえなくて
何度救われたことか。
とくに、
『ケータイデンワを落っことしたって
サイフをを落っことしたって
大丈夫ですよ 問題ないですよ』
と歌ってくれるところなんて
当時、落とし物の女王の名を欲しいままにしていた私にぴったり
今では考えられないですが、
ケータイもサイフも何回落としたか、分からないほど。
ひどかった、、、笑
多分、病気だったな。今は完治。(たぶん)
ただ、落としてからの警察や落とし物センターへ迷いなく直行するという対応だけは迅速でプロフェッショナルだったので
ケータイもサイフも中身までちゃんとしっかり戻ってくるというなかなかの強運。
そして日本は平和だなとしみじみ。
この曲の題名を知りたくて、おずおずとその子に聞き出し本家のandymoriバージョンを聞いた時は、ボーカルの小山田さんの声とメロディーの心地よさにやられてしまい、それから何かあるごとに何度も聞いている私のお気に入りの曲のひとつになりました。
何か失くした時
落ちつかない時
疲れた時
どうでもよくなった時
はげましてもらいたい時
投げkissをくれる
最高じゃん。
と思いながら10年
今も聴き続けています。
いつだってブラックホールの向こう側や銀河の果てでさまよう私たちに寄り添ってくれる
私はこの投げkissの癒し効果を心底崇拝していて
以前、入院した友人に
Amazonで買って贈ったことも、、、。
音楽や芸術の押しつけほどめんどくさいものはないと分かっていながら、この時はどうしても聴いて欲しかった。
というエピソードもある程です。
この曲以外にも、心に刺さる名曲揃いで、とくにこの
LIVEバージョンのANDYSHANTYというCDが一押しです
ANDYSHANTY
そんなこんなで、
久々にこの曲を聞きながら
夜な夜なググっていたら
ボーカルの小山田さんのお姉さんが書いた
この本にたどり着きました
えいやっ! と飛び出すあの一瞬を愛してる
小山田さんのお姉さんは若かりし頃に不慮の事故で亡くなったということはなんとなく知ってはいたのですが
その方が、遺したブログが書籍になっていたのは知らず
今回、それを見つけて思わず
Amazonの
『今すぐ買う』ボタンを押してしまいました
書籍の題名からも分かるように
エネルギーに溢れた素敵な方で
学生ならではの悩みや想いを思わずクスッと笑ってしまうような微笑ましい文章で表現していたり、一生懸命にそして面白おかしく目の前のことに取り組む彼女の姿が目に浮かぶ内容でワクワクさせられました。
いろんな出会いが重なり
まさかのandymoriからの素敵な本との出会い
andymoriから始まる物語がまた一つ増えてなんだかとても感慨深く嬉しくなってしまった出来事でした
今回は音楽バージョンでお届けしました〜
皆さんの心に残る一曲はなんですか?
思い出の一曲をたまにきくと
音から色々な記憶が蘇ったり、新しい出会いに繋がったりするかもしれません。
そして、
今年は毎日何かひとつ小さなことでもいいので新しく始めること
にチャレンジしているのですが、
引き続き続けている健康オタクライフに
衝撃を与えた面白いお医者さんとの出会いがあり
最近、腸内フローラ検査とDNA検査というものを受けました
こちらもまたマニアックで菌や生まれ持った体質についてなどが分かり健康オタク大興奮だったので、また詳しくブログに書けたらと思います。
気まぐれ更新ブログですが次回もお楽しみに〜
みなさま、熱中症にはくれぐれもお気をつけて。
ではまた
ナマステ〜🐈