テンダー
街灯が影を長く伸ばす夜
ネオンサインは虚ろに光る
雨に濡れた路地裏
男は肩をすくめ歩く
ポケットには冷えた拳銃
心に抱くのは紅い過去
愛した女の面影
それはもう、ただの幻
傷だらけの手でタバコに火をつける
吐き出す煙は心の闇を映す
「テンダー」と呟く
それは優しさなのか
それとも残酷さなのか
この世は弱肉強食のジャングル
生き残るためには
牙をむき出すしかない
それでも心の奥には
温もりを願う子供が住んでいる
雨は止まず男は歩き続ける
どこへ向かうのか自分でも分からない
ただ、一つだけ確かなことは
この孤独な旅は
まだ終わらないということだ
(やがみ2chスレ解説の怖い話を視聴しながら、今夜は寝ようかと思います。)