息子の学校で性加害があった。
近所に住むフィリップは、口が達者で誰にでも気軽に話しかける。
学校帰りにうちに寄り「なんかオヤツない?」と勝手にキッチンに入ってきて、私とお喋りしたり、関西のノリ。
頭はいいけど、自分勝手というか、柔軟性がないというか、友達は少なかった。
息子とは同じサッカークラブで、学校では隣のクラス。すごく気が合うわけではないけど、時々一緒に遊んで、喧嘩してという感じ。
スウェーデンの小学校は体育の授業の後、男女別の更衣室でシャワーを浴び、着替えます。時間がかかるし、すべる危険もあるとのことで、石鹸やシャンプーは禁止で、長髪の子は髪は洗わず、さっとシャワーするだけ。
「シャワーは個室があるん?」スウェーデンの小学校に通ったことのない私は息子に聞いてみた。
壁にいくつかシャワーついてるけど、個室はないよ。
みんな、素っ裸で歩いて行ってシャワーするよ。と息子。
息子が3年生のとき。友達と廊下を歩いていると、女子更衣室からフィリップが出てきたのを目撃し、急いで校長先生を呼びに行った。
フィリップは女子更衣室に入ってすぐにドア付近にいたアシスタントに見つかり、女子生徒たちは見えなかったのに、校長先生から厳しく叱られ、しばらく校長室登校することになった。未遂なのに、子どものしたことなのに、厳しすぎる!と母親は激怒。
覗き事件の数日後、告げ口した復讐だ!と息子はフィリップに顔を殴られ、泣きながら帰ってきた。目が腫れあがっていたので病院に行くと、診察した医師が通報した。
息子は恐がって数日学校を休み、その間に、フィリップは女性教師の体を触ったり、廊下でパンツをおろし、腰を振って踊ったり、自分の下半身を女子生徒に押し付けるという大事件を起こしていた。
息子の医師からの通報と、学校からの再度の通報。
児相との話し合いの日の直前、
なんと逃げた。
さっさと転校。
これまでのフィリップに対する通報は転校先の学校には知らされず。
児相がなにを言うつもりだったのか、わからないけど
性犯罪を犯しておいて、転校して何事もなかったかのように学校に通った。