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戯言

ポエムかきながら脳内整理


はじめ

「毎月1つはなにか書く」「毎月1冊は本を読む,そのために積ん読していく」的な目標を立てた昨年末.濃厚接触者となり隔離スタートだった2023.そんなはじまりから早半年が経とうとしている.というか書いていたら経過した.
(追記.放置していたら半年過ぎて8ヶ月も経過してしまった.9月入ったよもう.下半期も残り半分というところまできてしまった.いかに信念を貫けないかがわかるね)

偉そうに立てたこの目標は下方修正に修正を重ね,もはやなにがいまの目標であったかすら忘れてしまった.議事録のない会議内容なんて誰も憶えていない.

思えば,人生を振り返ってみると「初志貫徹」なんてできた記憶がない.小1の夏休み始め,宿題を毎日やると宣言したあのとき.4年からはじめた野球で,素振りをつづけると夕食の前にバットを握った時.中学生,課題を先に終わらせてからネットを見るときめたとき.齢16,英単語を毎日寝る前に確認するときめたとき.こないだの春休み,予定が詰まっているから,と資格勉強をコツコツしておこうと思い立ったとき.
どれもまともに続けられた記憶がない.もし世界線が違って,受験戦争の荒波を泳ぐ機会があったなら,おれは大した成果も残せずコンプレックスだけを抱えて日々を生きるはめになっていただろうと,容易に予想が付く.

日々の自省

日々は凡そ自分の想像通り,あるいはそれ以下の水位をずっと保っているから,バラエティに富むわけでもなく,面白みがない.「こうなるだろうな」を常に下回っていくから対処はそれほど苦難ではないけど.(けど課題はつらいよ,課題は.)
感情も環状的で,周期的に同じような感情を繰り返している様に感じる.たぶんこの文章を恥ずかしいと思う瞬間はこれから先も何回か来るし,これをしみじみと見つめる自分も何度も出てくると思う.

思考

最近はいろんなことを考える.いや,考えざるを得ない.

 たとえば,進路.編入なのか,進学なのか.(実を言うと編入する気も進学する気もないのが本音なんだけど.現状維持で逃げられればいいのに)
したいことがない,あるいはあったけど亡くしてしまった.だから就職といっても候補が出てこない.いつか親父に言われた「なるべく好きなことを選べ」という言葉のウエイトが重くてどうにも楽観的に判断できない.
進学すると言っても,こんなおんぼろを操作したところで受験で受かるほどの能力が身につくとは到底思えない.あまりにさぼりすぎた.おれの特性を考えると,大学受験を避けられたことは割と幸運だったのではないかと思う.
友人に明らかに格が違うやつが数人居るのだが,そいつらに実力でも熱意でも勝てる気が一切しない.学科内順位はありがたいことにそこそこ良いが,点取りゲームに何の意味があるわけでもないし,順位の末頂ける推薦入試はべつに合格確約ではない.推薦の方がなおさら実力不足で落とされそうな気がしている.

 たとえば,ほぼ終わってしまったミドルティーンについて.気がつけばもうすぐ19である.若さとは本当に貴重なものだったのだなと,理解はしていたつもりだったが身に染みて実感している.
おじさんアピールで宿酔しているといわれればそうではあるが,後述すること考えるとこういう結論に至るのは自明だと思う.
今の自分と全く同じ能力で2歳年下の人物,5歳年下の人物がいたとき,どっちの方が評価が上がるだろうか.並べたとき,どっちが評価が高いか.言わずもがな,より若い方だと思う.
年齢という価値によるバイアスがかかるのは17くらいが限界なんだと思う.
だからこそ,大した成長も無いのに,生きてきた日数が増加して,定量的に無能だとバレるのが怖い.おじさんアピールをして宿酔しているくらいがダメージ軽減になるからしているんだと思う.調整バイでも,せめてフルアーマーバイくらいはできる環境であって欲しい.


「なにしてんねやろ」と思う瞬間が一日に1回は必ずある.なんで関西弁なのかはおれにもわからない.(エセ関西弁がでたときの言い訳を「父が近畿に単身赴任してる」としているけど,期間たった2,3年ほどだからなんの理由にもならないことは黙っておこう.)
 ひとつ,能力の限界を感じたとき.格の違う友達が一日で課題を終わらせたと語っているのに対して1週間かかってしまうとき.自習してどんどん知識をつけていく彼らに対して,授業内容すらついていけない自分に気付くとき.自習してみようとしてみても,途中でわからず投げ出すとき. 

 ふたつ,「持つもの」と「持たざるもの」の違いを露呈されたとき.
何も考えてなさそうな,成績も悪いやつが彼女の話をして嬉しそうなとき,本当にばつがわるくなる.別におれは顔も悪いし,声も悪ければ性悪さの自覚もある.全部悪いなこれ.
 いつかあった寮のイベントで,男女混合グループを組まれたことがある.先輩2人(男女),後輩3人(男女女)だったかな.だが,女子はおろか,同性の先輩後輩の知り合いもいないため,グループの中で俺だけ誰とも(ほぼ)面識がなかった.部活に所属しなかった弊害なのだろうか.雰囲気良さそうになっていた後輩2人,それを除いて3人で話していた先輩と後輩,そして俺だけが黙っていたあの瞬間.たぶん走馬灯で見ることになるだろうな.イベントが終わり,部屋に帰ってひとりでVCTをみていた自分がひどく惨めに思えた.
 こういった恋愛体験はもうおれには待っていないのだろうと予期している.ないものはない,ない袖は振れない,期待しても結果は待っていない.学生時代ににまともな恋愛ができなかった人間はえぐい末路を辿るらしい.とりあえず構えておこうか.斜に.

 親に孫の顔が見せられないことが既に決まっているのは多少なり罪悪感があるが,まぁもう少しマシな個体を生み出して欲しかったとは思う.どうか孫の顔は姉に期待してくれ.なんて,こういう思考の人間にチャンスは回ってこないのも当然か.

 みっつ,自分の行いが無駄だと気付いたとき.無力さに気付いたとき.
4月から塾講師のバイトを始めたが,やはり上手くいく日とそうではない日がある.なんなら後者の方が多いかもしれない.そのたびに「金貰ってこれかよ」という自責の念に駆られる.

思考_2nd

 中学のクソガキ時代,「みんなよりオトナ」といわれることに快感を覚えていた.偉そうな言葉尻にしたり,達観した雰囲気を出そうとがんばったり.痛々しいが,これだけは明瞭に憶えている.こうやって自分のキャラクターを作った記憶があるし,おかげでそれなりに立ち位置はあった.
 それに比べて今はどうだろうか.あの頃から精神年齢はさほど成長していないように見受けられる.たぶん,実年齢が精神年齢を追い越したんだと思う.禁欲はできない,他者への羨望は止まらない,自己研鑽するストイックさはない.されど,あれが欲しいこれが欲しい.そりゃ満足を知れることもない,当然だと思う .

来世くらいはまぁ素晴らしい人間に生まれ変わることを期待している.そのお迎えが来るまでは必死に足掻いて生きていこうや,俺自身が憐憫抱いてやるから,という気持ち.なんか『共犯者になってやるよ 俺が』って言ってる,リボルバーの山田みたいな気持ち.


最近よく聞いている.絶賛andymori入門中である.
菅田将暉ANNリスナーだったから言わずもがなandymoriの存在は知っていた.けど,何度聞いても「何か違う」ってなっていた.
やっすいウイスキーで一日無駄にしたときの絶望感.たぶんこれって,寝起きからうたたねを繰り返した結果夕方になっていた日曜,に近い部分があると思う.ほんとに萎えるし死にたくなる,あの瞬間.
けど,「それでも」みたいなニュアンスがこの曲には入っている気がする.別に曲を聴いて励まされたり,気分が上がったりすることはほぼない.けど,このなんとも情けない感じに勝手に共感してしまう.だからめっちゃ好きになった.数年前は気づけなかった.

思考_3rd

 「音楽には力がある」なんて言葉は大嘘だと思う.所詮は12音とことばのアナグラムでしかないし,そこに何らかのエネルギーが眠っているとは全く思えない.まぁ空気は震えるから力学的にはエネルギーあるけどね.

かく言うが,自分も最初は坂本龍一の「"音楽の力"が嫌い」という発言を見て不快感を憶えていた側である.こんな偉大な人がそんなこと言うなよ~,と.
けど最近になって思ってきた.本当に音楽に力があるのであれば,その力は等しく聴いている人に分配されるはずだし,世界はもっと良い方向へ変わっているはずだと思う.それでも尚こんな世の中なのは,別に「音楽の力」など存在しないことを表しているんだと,俺は思い込んでいる.

音楽に力があるんじゃなくて,聞く側が勝手に自己投影して,何かを得て,"力を得た"気になるのが上手いだけなんだと思う.音楽の力の本質は「聞く側の能力」だと思っている.
だから,同じ曲を聴いても励まされる人,悲しむ人,何も思わない人,嫌いだと喧伝する人,いろいろいるんだと思う.


ばいばい

結局何を書きたいのかまよっていたらまた半年間くらい放置する作品になってしまった.6月の思考なんてもうここには残っていないよ,だからこそ自分の書いた文章を見返す事って面白いと思うんだけどさ.

夏にいったインターンとか諸々はまた駄文として思考を整理しようと思うからここに書くのはやめておこう.こうやってイベントごとにやんごとない思考を纏めるの,後になって当時を思い出せるから続けていきたい.ついてに文章力ないし表現力をつけたいね.

気がつけば9月.進路選択はすぐそこ.生活には変哲も変革もない.かわいい彼女はおろか女性の知り合いも皆無.先述の通り先輩後輩も顔見知りがいない.

賽は投げられた,ない袖は振れない,虎の威は借れない.

また年度末くらいにおれが何を書くか楽しみだね.
こんな感じで締めよう.

Bye For Now.

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