【ゲームレビュー10】「謎の村雨城」はクリアした?
ディスクシステム用で初めて購入したソフトが、アクションアドベンチャーゲーム「謎の村雨城」だ。軽快な音楽と忍者たちをサクサク切っていく効果音が印象的な任天堂らしいゲームであるが、ディスクシステムは光と闇、色でいうと黄色と黒の顔をもっていると思う。今回は光の部分、黄色い顔をお伝えしていく。
■ゲームとの出会い
ディスクシステム本体と一緒に購入した。「ゼルダの伝説」との2択だったのだが、いつもこういうときは、マイナーな方を買っていた。両面ソフトだったため、ロムカセットより待ち時間が多かったが、パソコンのカセットテープのロードを経験していたので、全く嫌な印象はなかった。
ディスクシステムのソフトは、ロムカセットと同じくらいの本数を購入していたが、ディスク自体は10枚も持っていなかったと思う。理由は、デスクの中身を書き換えることが可能だったからだ。ゲームをクリアしたり飽きたときに、500円で新しいゲームに書き換えていた。容量の少ないゲームは片面に納まるので、A面とB面にそれぞれ違うゲームを入れることもできた。
■ゲーム内容
江戸幕府の指南役、鷹丸をあやつり、謎の生命体に支配された城と城下を奪回していく。
マップ展開:青雨城下→城内→赤雨城下→城内→緑雨城下→城内→桃雨城下→城内→村雨城下→城内。
それぞれの城にはボスがおり、ボスを倒すと同じ色の玉がでてきてそれを斬るとクリア。村雨城は、石像のムラサメを倒したあと、ラスボスの謎の生命体との決戦になる。
■鷹丸の操作
はじめは、飛び道具の小刀と近距離攻撃用の刀を装備している。
飛び道具:道中にいるたぬきを斬ると、威力があがる火炎や飛距離が伸びる風車剣にパワーアップすることができ、隠れている玉手箱を斬ると、王将(前方3発同時打ち)、飛車(四方へ同時打ち)、角行(前方3方へ向同時打ち)にパワーアップする。王将/火炎が最強。
刀:近距離の敵は、自動で刀に切り替わり、敵をぶった切る。また敵の飛び道具を火炎や爆弾以外は、刀ではじき返すことができる。
忍法:隠れているたぬきを斬ると2種類の術のどちらかがでる。①稲妻の術、画面上の敵を全滅させる。②透明の術、鷹丸が透明になり攻撃をうけなくなる。アイテムをとるとそれぞれ3回まで使える。
■嫌いだった敵ベスト3
3位 階段を守る敵:城内の上へ続く部屋に5匹くらいいて、階段を守っている。敵の真横か真上真下にいるときに蛇みたいで、縄みたいなものを投げてくる。数が多いうちはかなり厄介だが稲妻があれば一撃。すべて倒すと階段がでてきて、城主(ボス)の居場所に近づく。
2位 般若:城内に姫が顔を隠して座っているところがある。近づいて本物の姫だった場合は1UPなのだが、般若だった場合は襲ってくる。般若はとても硬く、数十発撃ち込まないと倒せない。他の敵もいる中で般若だけに集中して打ち込めないのがもどかしかった。
1位 大忍者:名前が合っているか分からないが、忍者の周りを炎のバリアがぐるぐるまわっており、飛び道具を大体はじいてしまう。斬りこもうと近づくと炎にあたってダメージを受けてしまう。ホントどうしようもない忍者である。稲妻があれば一撃なので使ってしまうか、そろりそろりと避けるかどちらかだ。
■まとめ
ラスボスを倒しクリアすると、ベートーヴェン『第九(歓喜の歌)』が流れ、エンディングになる。そのクリア動画をYOU TUBEでみて、当時確かに私がクリアしたんだなと確信を持てたが、同時に今ではまず無理だろうなということも確認することができた。