【ゲームレビュー3】「ぎゅわんぶらあ自己中心派」の不公正さ
はい、こんにちは、こーさんちです。ということで、本日のレビューはこちら!四人打ちマージャンゲーム、「ぎゅわんぶらあ自己中心派」。今回は「ぎゅわんぶらあ自己中心派2 自称! 強豪雀士編」/「ぎゅわんぶらあ自己中心派3望郷さすらい雀士編」もあわせて投稿していく!!
■ゲームとの出会い
弟がこの漫画を好きで、はじめは2を購入た。その後、既に発売していた1と2を一緒にロードするとそれぞれのキャラクターを同時に使えることを知り、1を購入。少したってから3が発売し購入したことで合計34人の雀士と対戦が可能となった。
■ツキ、システムを採用
これまでの麻雀ゲームと大きく違うことは、キャラに個性があり、ツキの有無を設定できることである、ツキ有にすると、持杉ドラ夫 運:A。ゴッドハンド氏 運:超A。勝ち過ぎの金蔵 運:超Aなどが頭角を現し、開始早々にリーチをされ、1発ツモ、四暗刻でとばされるなんてことが頻繁に起こる。ただ、それぞれ弱点もあり、そこをつくことが攻略の糸口になる。
プレーヤー自身もあがればあがるほど、牌の引きがよくなりいい感じになるが一度振り込んでしまうと、ツキは元に戻ってしまう。またキャラクターの一人を指導者として付けられる。その際、そのキャラクターの特徴を引き継ぐことができる。
■よく出てくる用語について
・「タコ」 麻雀のルールやセオリーを無視した打ち手
・「スジ」 あいだに2牌挟んだ2種類の牌を1セットとして捉えた概念
・「ウマ」 半荘終了時の順位に基づいて支払い・受け取りされる点数
■全キャラクター紹介
持杉ドラ夫(もちすぎ ドラお)主人公。職業雀士として、強敵を迎え撃つ。個人的にドラ夫があがったときに、手配の両端をもって「ロ~ン」と無表情だが得意気に言う場面が好きだ。
律見江ミエ(りちみえ みえ)捨てた牌が振込みしそうになると「チャイ」と言って引っ込めるのが得意技。
店野真澄太(みせの ますた)ドラ夫、ミエの行きつけである下北沢のフリー雀荘「ミスチョイス」のマスター。
タコ宮内 麻雀のルールやセオリーを理解していないタコ雀士。
オクトパシーふみ 「日本タコ友の会」会員番号001番。
迷彩レディー 捨て牌で「トマト」(中発中)「しんぶんし」(中発東発中)などの回文を作って惑わせる。本名は律見江 奈衣(りちみえ ない)でミエの実姉。
ゴッドハンド氏 彼のリーチが掛かった後に「真空ヅモ」、「稲妻ヅモ」や「竜巻ヅモ」を呼びおこし1発ツモを手繰りよせる。
中島ハコ 中島みゆきと山崎ハコを合わせたパロディ。
クリスチーネ・M 女子高生でありながら麻雀中毒。
謎のじいさん 禿頭・白髪ヒゲに杖という仙人風の出で立ち。
貧乏おやじ 妻と3人の子供を抱えて生活のために対局。リーチをかけると、息子と娘が「父ちゃんがんばれ」と励ましてくれる。
北家拳士郎(ほっけ けんしろう)『北斗の拳』のケンシロウのパロディ自分が北家の時に突然強くなる。
ヤーメネーター 『ターミネーター』のパロディ
全自動の狼 両手が義手である代わりに、マジックハンド付きのコンピュータを使って場を分析し麻雀を打つ。
クララ 『アルプスの少女ハイジ』のクララのパロディ。牌子(ハイジ)や北太(ペータ)、たちから「クララが立てた(立った)」と祝福を受ける
ハルタン星人 『ウルトラマン』に登場しバルタン星人のパロディ
ブラック・ザンク 『ブラック・ジャック』のパロディ
バッドハンド 本名、自摸山真二(つもやま まっぷたつ)。大山倍達のパロディ。
献血のお由紀 資料なし。
勝ち過ぎの金蔵 非常に神がかり的な強運の持ち主。配牌で字牌が10枚以上あり、役満を数多くあがる。振り込むと気落ちしてしまい、徐々にあがれなくなってしまう。
森田健作 森田健作がモデル。「イッツー」が得意。
カリフォルニアレディー アメリカ・カリフォルニア州出身のナイスボディの金髪美女。
ソニー君 大手電機メーカーの営業マン ソニー君を面子に入れるとβ牌という小さい牌が混在する。
積木かおり 『積木くずし』の主人公、積由香里がモデル。略称はかおりちゃん
ジニアス斉藤 資料なし。
早乙女牌 『愛と誠』でおなじみの女優の早乙女愛がモデル。
カラポン 『ウルトラQ』に登場したガラモンのパロディ。
武田震源 「開城!」の掛け声で必ずリーチをかける。
哭きのカバ(なきのカバ) 本名はむうみん。『ムーミン』と『哭きの竜』のパロディ。
E.T 映画キャラそのまま。
ケケケの北郎 『ゲゲゲの鬼太郎』のパロディ。常に目玉おやじの指示を受けている 危険牌を察知する能力を持つ
CHON CHON(チョンチョン)キョンキョンこと小泉今日子がモデル。
片ちん 本作の作者自身がモデル。日本タコ友の会の会長。
ババプロ 「メンチンのババ」の通称を持つ麻雀プロ。
■まとめ
1巻のはじめ部分だけだが、改めて漫画を読んでみた。コメディタッチの麻雀漫画ではあるが、しっかり現金を賭けて容赦なく、相手を追い込んでいく内容が、『カイジ』などに比べ、より身近で生々しい印象を受けた。ゲームは面白可笑しい部分を全面にだし、原作を知らなくても楽しめる構成になっているが、原作を読んでキャラの背景を知った上でプレイすると、推しのキャラが変わって別の楽しみがでてくるのではと感じた。