他人と縁を結ぶということ―児童福祉施設との連携
2023/6/28(水):特別養子縁組㉘
特別養子縁組・里親制度について考えている水曜日。
今日は「養子縁組」「里親」として子どもを受け入れるうえで、子どもとの生活を整えていくのに大切な協力体制について考えていきたいと思います。
今日は児童福祉施設との連携について。
児童福祉施設は、里子・養子になる子どもの多くが入所した経験を持っており、プロの目で子どものことを良く分かってくれている施設です。里親からの情報も困りごとも伝え、施設での生活なども教えてもらうことで、子どもがより安心して生活できるために共に子どもを見守っていけるといいな…と思います。
社会で育て、見守っていく子ども。
自分たち夫婦だけで背負いすぎず、「自分たちは分からない」を自分たちで認めながら上手に助けを求める強さを子どものために育てたらいいな!と思います。
・マッチング、交流の際の情報提供
→受託前に子どもが児童福祉施設に入所していた場合、時間をかけて情報を受け取ったり交流、教えを乞うなどの連携が必要となってきます。
・子ども自身の個別情報と育児の方法
→子どもの発達状況、食べ物の嗜好、遊びの好み、こだわり等の情報。また、子育ての上で必要な情報やコツなどを教えてもらうことで子育ての助けとなります。
・面会等、実親とのかかわりの際の対応
→実親との一時面会や宿泊を子どもが経験した際、その時の子どもの様子や実親とのかかわり方についての情報を受け取り、子どもの気持ちに寄り添えるように努めることが大切になるだろう。
また面会前後の里親宅での様子なども伝えておくことで、実親の元に行く際の子どもの負担が減らせることにもなるのではないだろうか。
・受託後の養育相談
→児童福祉施設は里子の実親の状況や施設にいた当時の子どもの特性を知ってくれています。里子を育てるにあたっての悩みなど、養育上の相談にのってもらうには「この子に適したプロの対応法」が教えてもらえるので有難い存在と言えます。
・レスパイトケアのための一時的施設利用
→里親の緊急時などに利用できるレスパイトケア。その利用の際には、子どものその時の現状を正しく伝えることで、子どもに負担の少ない対応をしてもらえるようにしましょう。