夫婦の妊活日記―変化した会話とくっさい家
2024/2/5(月):妊活日記㊻
※この投稿は私達夫婦の流産、不妊治療の日々を振り返って書き記したものです。
現在の私達夫婦は、不妊治療の甲斐あってお腹に赤ちゃんがいてくれている状態です。ご自身の状況によっては、私達のこの現状が読んでいて苦しいこともあると思いますので、読むのが辛い方はお控えくださいね。
単身赴任の経験から、夫への期待の形も少しずつ変化して、夫婦の会話の内容も変わってきた私達夫婦。
私の夫への相談の仕方も、少し考えるようになりました。
例えば何か、実家へのお歳暮など夫婦で決め事をしたいとき…それまでは漠然と(しかも突然自分の思いついたタイミングで)
「お歳暮決めなあかんよな…」
みたいな乱暴な振りをして夫の反応が悪いと
「考えてくれない」
とため息をつく…そんな不毛なことを繰り返していました。
しかし、単身赴任になり離れた生活・限られた会話の時間が「普通」になったこの頃、夫に対してため息をつくのも嫌で、この時初めて夫への提案について立ち止まって考えるようになりました。
・夫に相談したいことは事前に予告すること。
・選択肢が限られているものは、選択肢を提示して夫に答えやすいようにすること
「そろそろお歳暮のこと決めたいねん。相談していい?」
「いつもお世話になってるところから注文する?他にいいとこあるかな?」
夫の答えの予想がつくものに関しては、先回りして私の考えを提示できるようにし、夫の意見を聞けるようにする。例えばいつも同じ会社から贈答品を選んでいるなら「去年送ったもの」「同じくらいの予算で私が目を付けているものを数種」明示する…など、相談事に応じて夫が答えやすいものを考えるようになりました。
すると、夫は「おっ…!嫁の機嫌が悪い…」と焦って私の顔色を見ることは減って意見を言ってくれるようになり、決め事や相談がスムーズに運ぶようになり、私の「勝手に聞いておいて思うとおりに反応してくれない夫にモヤモヤ」ということがなくなりました。
この変化で夫婦での会話が少し上手に運ぶようになったような気がしています。
そして夫婦関係の変化だけでなく、変化したことがもう一つ。
私の漢方治療がスタートしました。
口コミなどを調べて不妊治療に評判のある漢方薬局に決め、片道一時間半の距離を通うことが決まり、夫は赴任先で単身ふにん、私は二週間ごとの漢方治療に通う…という生活になりました。
漢方薬局では舌をお医者さんに診てもらったり、お腹の張りや温度などを診察してもらって、私の体質に合わせた数種類の薬が入った袋をもらいました。苦い粉薬と大きなパックに入った沢山の漢方の入った煎じ薬…もらって帰る道中も気になるほどの強烈な臭いの薬は、毎日一時間かけて煎じて煮出すと家中が漢方の匂いでいっぱいになり、味も強烈で…毎日が苦行のようでもあり、地団太を踏むほど辛く、我が子に近づく道を歩めているようで嬉しくもある複雑な経験でした。