2024年5月24日、東京レザーフェアの会場で行われた、新たなJIS規格の説明会に参加してきました。 私は以前から「合成皮革なのに〇〇レザーと謳っているもの」を目にするたびに「レザーではなくない?」と思っておりました。そんな中、『「革」「レザー」と呼べる製品は動物由来のものに限定するとJIS規格で規定されたらしいぞ』という話を聞き、X(旧Twitter)にポストしたところ思わぬ反響が。 皮革関係者はもちろんのこと、一般消費者からも「すごく紛らわしかったからよかったー」との
はじめに。トークショーで何話そう? ただいま10月29日まで、東京・蔵前の透明書店様にてMAKAMIのブックカバーのPOPUPを開催中です。 そして26日にはトークイベントを開催することが決まりました〜 とはいえ割と唐突に決まったイベントで告知期間も少なく、しかも平日の夜、、なかなか来てもらうのは難しいなぁ。 お話しする内容はどんなものが良いだろう? そういや透明書店さんはスモールビジネスを行っている方を応援しており、店内のセレクトもそういった方に参考になりそうな書籍が
はじめにみなさま、こんにちは。 前回の「ジビエになるまで〜①捕獲→お肉編」では農作物を荒らす野生動物たちが捕獲される過程からお肉になるまでの流れをご説明しました。 今回はその後編、お肉を取った後の皮から革製品ができるまでの流れをお話ししたいと思います。 革になるまでは下処理が大変繰り返しになりますが、革は肉を食べた後の副産物である皮から作られます。前回のnoteでもお話ししたようにジビエの食肉利用の割合は全体の1割程度。皮の利用はそれを超えることはありませんから行政のジビエ
はじめに私がジビエの存在を知ってから早五年。ここ1、2年で急速に認知度が高まってきたなぁと感じています。 初めてデザフェス(ハンドメイド販売イベント)でジビエレザー商品を販売したとき(当時はMAKAMIではなかった)、ジビエの存在を知っていて興味を持ってお買い上げいただいたのはお一人だけでした。ブランドそのものの実力不足もありましたが、ご来店いただく方の反応が今とはやはり違っていました。今ではSDGsに関する教育の機会も増え、特に若い年代の方々の意識が高くなってきている印象で
みなさま、こんにちは。MAKAMI(マカミ)の久津です。最近BASEのブログ機能でブログを少しずつ書き始めていたのですが、BASEのブログ機能はおまけみたいなものだからnoteで書いた方がいいと知人に言われ、しばらく放置していたnoteに舞い戻ってきた次第です。過去のブログはこちら。 先日、MAKAMIの公式Twitter(@MAKAMI_gibier)を開いたら開始2周年の通知が来てました。 ちょうど2年前、以前やっていた靴ブランドから 今のMAKAMIへ リブランドして
はじめに初めまして。自然との共生を考え、楽しむブランド「MAKAMI(まかみ)」の代表の久津(ひさつ)と申します。「MAKAMI」では、シカ、イノシシ、クマなど、害獣として駆除された動物の革(ジビエレザー)を用いたレザーアイテムを制作しています。 みなさまは「ジビエ」という言葉を耳にしたことはありますか? ジビエとは、本来、狩猟で得た天然の野生鳥獣の食肉を意味する言葉(フランス語)でしたが、日本では野生鳥獣による農作物被害の対策で捕えられた鹿や猪を指す言葉として認知されてき