古本市に出店してみた
わたしは普段B型作業所に通っていて、行けるときは週4回、午前中2時間をそこで過ごし、それ以外は基本的に家で過ごしています。
たまに外出するときは母と散歩や買物、図書館へ行きます。
作業場のひとと、図書館の貸出。
いまのわたしの外とのつながりはそんな感じで、所謂ひきこもりに近い生活をしています。
そんなわたしがこの度、家族のちからを借りて古本市に出店したのでその記録を書こうと思います。
昨年6月、筥崎宮で箱○古本市という古本市が開催されることを知り、ぜひ行ってみたいと思い両親と訪れました。
古本市はけやき通りのブックオカに数年前から行っていて、最初の2年は本を見てお店のひとに話しかけて購入する、ということができなかったのですが、3年目から話しかけて購入することができるようになり、毎年楽しみな行事になっていました。
自分の読んだ好きな本を売るというのは面白そうだなと思ったものの、わたしには絶対に無理だから客として行くほうがいいと思っていたのですが、とうとう今年の箱○古本市の出店募集を見て思い切って応募してみました。
好きな本、好きだけどもう読まない本、読んでほしい本、買ったけど読めなかった本…
選んだ本たちに値段をつけ、レジャーシートを買い、家から段ボールを探したりして少しずつ準備をして、前日からの雨と天気予報にやきもきしながら当日を迎えました。
目が覚めた時には雨が降っていましたが、インスタグラムで開催のお知らせを見て一安心したものの、それまでは天気の心配をしていたのが急に開催される!という緊張に変わりどきどき。
ですが、まあなるようにしかならないな、と思い何も考えないことにして支度をし、出発。
配布されたマップを見たときに筥崎宮宮前の駐車場に停めたら会場から近いな、と思ったことを忘れて、外苑に停めてしまい重たい荷物を持って結構な距離を往復することになりましたがなんとか割り当てられた場所まで運び終え、見様見真似で本を並べます。
本を紙袋に入れて用意していたのですが、周りをみると台車やカートで運んでいるひとがほとんどで、次があるなら参考にしようと思いました。
11時から開始となっていたけれど準備が出来次第販売していいとアナウンスがあり、お客さんも見始めていてとうとう始まってしまう!と緊張。
始まってしまえばあっという間で、ときどき意識が飛びつつもなんとか16時まで本を売ることができました。
売上冊数は91冊で売上金額は17400円でした。
出店料と、駐車料金、レジャーシート代になるくらい売れたらいいなと思っていたのでうれしかったです。
ですが古本市の最中でも、今になってみても、ああすればよかった、〇〇できなかった、と後悔することが多くありました。
お客さんが「〇〇さん(作家さんこ名前)お好きなんですか?」と尋ねてくださったのに、普段本のことを誰かと話したりすることもなく(相手がいない)一人で頭のなかだけで考えているのでその「〇〇さん」がすぐに音で認識できずに変な間ができてしまったり、他にもせっかく話かけてくださってもぼんやりとした返事しかできなかったり、上下巻の本を上下別々の人に売ってしまったり(上下巻の本ですと伝えられなかった)あとからあとから後悔が押し寄せてきましたが、帰ったら留守番をしていた祖母が頑張ったと褒めてくれてたので頑張ったんだなと思うことにして今度は秋のブックオカに参加できたら参加して今回の反省をことを改善したいと思います。