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舵を切る、切り直す

①気付き


最近できるようになった。

舵の切り直しである。こう、前々からネガティブに物事を考えがちで困るのだが、いつからか私の中に「ネガティブは甘えの思考」だと気付きがあって、そこからネガティブを変えられつつある。

②人生と消費

私の中では、ー本当にあくまで私の中ではの考えだがー要は人生は消費の連続でマイナスなものであり、ネガティブな思考はその過程で生じる当たり前な心理状況だと考える。

人生が消費であると言い切るのは、有限の命と、つまり衰えていく心身と、その身体を置く時間の2つの点からである。消費スピードを緩めることはできても、いずれも終わりが来る。終わりまでを100としてその100の資源をどう配分するかが人生だと考える。これは消費そのものである。生み出したものの価値を減らすもしくは存在を無くしていく行動の消費はネガティブな要素なのであると考えている。

③生産と人生

その資源を効率的に配分するために、その補助的な材料として人はプラス要素になるものを生産している。それは人生100を101にすることはないが、消費スピード1を1以下に緩めることはできる。

私がここでいうプラス要素とは、あらゆる生活用品やサービス、身近な商品、製品と呼ばれるもの全般である。食べ物があるから体調を維持して少しでも長く生きていて、洗濯機があるから衛生的に体調を崩さず生きられて、映画やカラオケ、ゲームなど娯楽があるから精神的な健康が維持され、少しでも長く生きられる。100を10ずつ消費とかにならないように、さまざまな工夫をして生きる。

(近年は稀にオンラインゲームでストレスを生み出し負の要素にする人もいるが、それは個人の資源の使い方の問題。一般論を述べる今は触れず置いておく。)

④材料と完成品の質

そうした製品や商品は誰かの時間を消費して作られているのであって、つまりプラス要素の材料はプラス要素、ポジティブなものではない。

私たちは常に消費というネガティブな要素からどう、ポジティブなものを生み出すかに追われているのである。

ネガティブからネガティブを生み出すのは比較的に容易である。素材と完成品の質が同じだからだ。消費の配分の仕方を間違えて嘆くのは簡単である。人間である限りそうした失敗が存在することはある程度認められるものであり、なくせるものではない。

しかしポジティブは意識的に舵を切らないと生まれないのである。質が異なるものを生み出す困難に立ち向かうのもまた人間である。

⑤質が違うものを生み出すこと

ポジティブに考えられる人は強い。消費というネガティヴの人生の連続からそうした真逆の性質を生み出せる人は強い。負を相殺してくれる正は自分で生み出すしかない。呼吸してるだけで産むのは負である。

負を少しでも減らし人生の資源消費のスピードをひたすら緩める。

これが私人間のやることだと気づいた。

⑥悲観的になるな私

悲観的に自分を落とし込むのは楽だ。いかに楽観的に捉えられるか、だ。しかし、全て自分の力で前向きにするのは不可能であることも、自分や家族、友人の様子を見ている経験からわかる。

物事を前向きに捉えられるようにするには、まず、人にうまく頼ることを前向きに捉えるべきだ。全て自分で抱え込もうとするから不味いのだ。

ポジティブな商品を生み出すには、過程がたくさんあり、その全工程を自分一人でやるのはかなり厳しい。器用な人はできるかもしれないが、私のようなひどく不器用にできた人間は他の人の協力がなければきつい。

私は本当に様々な人と話すようにしている。そこでたくさんヒントを得るようにしている。小学校の低学年から同期から社会人の方まで。それは長年の付き合いから生まれる和みの場であったり、大学のゼミという場であったり、アルバイトという職場であったり、趣味で繋がるボイスチャットであったり。

社会人になれば今よりもっと様々な人と接する機会は広がるだろう。やむを得ず、ソリの合わない人と話す機会もたくさん出てくる。一見ネガティヴな消費に捉えられてしまうかもしれない。

しかし、ここで無理に合わせる必要はない。ここにはこういう考え方の人もいるのかと気づける学びを得た、と捉える。これはかなり勇気がいることもあるが、マイナスを学びに変える能力は人生ではかなりの強みであろう。

同時に自分の内面的反省も忘れてはならない。反省というとやはり負のイメージを持たれそうだが、消費という負の活動から反省という負を掛け合わせると学びという正になるらしい。

⑦正負のバランス

負が多くなると消費スピードが速くなるのだから、なるべく正を生み出し緩めるしかない。先ほど正を生み出す元は負であると述べたため、わざわざ負を生み出してまで正を生み出してては、結局マイナスが多くなるではないか、という指摘があるだろう。

私は正のエネルギーに注目している。この動力を生み出すと連鎖的に正を生み出せるようになる。

なぜなら人は成功体験というものが最高級の商品だからである。ここでは決して定量的な成功だけではない。定性的成功も含んでいる。これを得た時、人間は最も大きな喜びという力を得る。

ここにきて喜びか、となるかもしれないが、経済学における期待効用的なものを想像して頂くとよい

要は満足感だ。

満足感は永久に続くものではない。すると、またあの満足感を得たいと思う瞬間が来る。その満足感を、正を得ようとする働きかけもまた大事である。

あの時のあれをまた手に入れるために、夢中になれるのならば、その時人は後ろ向きになりにくい。ここでは自然と正へ向かう。

⑧これから私は

前向きに物事を捉えよう。クヨクヨするのが勿体無い。時間も私の命も有限だ。目の前を明るくすることをとりあえずは考えよう。足元が真っ暗では1ヶ月先の私の周りも暗い。

就活でバタバタして、卒論でバタバタして、後ろ向きになる瞬間はたくさんある。周りをつい見てしまいネガティヴになる瞬間はたくさん私にはある。これは特別なことではない。

何度でもネガティヴになる、何度でも私はそれを反省して、前向きになる。

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