バケペン修理、いくらかかる?
大好きなカメラ、バケペンことPENTAX67。中判フィルムが写し出す立体感は圧倒的な描写で虜になる人が多い。このカメラを愛用する写真家や芸能人もいるほどだ。
そんなバケペンだが、個体によっては何十年も経つものさえある。フィルムカメラは製造されてから長い時間が経つと、当然ながら不調が生じてくる。モルトの劣化、ファインダーのゴミやカビ、シャッター機構や露出計の不備など。
理想は定位的にメンテナンスを行い、使える状態を維持することだ。しかし、フィルムカメラを修理したりメンテナンスをするにはどうするべきか悩むもの。ネットで調べても詳しく書かれたサイトは数えるほどだ。さらには修理可能な店舗が自宅から遠方になるケースもある。
今回は大切に使っていたバケペンのシャッター機構に日々が生じて、修理を依頼した。その経過と結果、金額についてまとめる。
異変に気づく
まずは修理を依頼するキッカケについて。いつも通りバケペンで写真を撮っていると、ミラーアップした後にミラーが時間差で降りる現象が続いた。最初のうちはシャッターが切れていたようで、「あれ?」とファインダーから目を離しカメラを眺めた瞬間に「ガシャン」となっていた。そのため下のような写真たちが紛れ込んでいた。
そんなケースが幾度か続き、次第に写真が撮れてないことが増えてきた。前述のミラーアップし降りるまで時間差がある症状は続いており、現像した写真が10分の7枚しか写ってないなどがあった。フィルムを見ると全く露光していない状態でシャッターが切れていない状態が考えられた。
修理依頼
いざ修理となると、どこに依頼すれば良いか分からないもの。ネットで検索してみるといくつかヒットした。その中でアトリエコニーさんを選び依頼してみた。
事前にメールで問い合わせ、修理依頼の詳細を伝えおよその見積もりをお願いした。シャッター機構の不調であるからしてオーバーホールを前提としておりまとまった金額が必要になるのは言うまでもない。
足早に修理依頼票を記入して配送を依頼した。そこから修理完了までは約2ヶ月を要すると知り、この間撮れないのかと言う落胆としっかり治って欲しい思いが葛藤していた。
修理完了
2ヶ月の時間が経ち、今か今かとそわそわしていたある日。修理完了と発送を知らせるメールが届いた。2ヶ月ぶりに再開するバケペンへの愛着は強く、よく帰ってきたと親のような気持ちになった。修理費用と詳細は以下のとおり。
今回の修理では上のような内容でオーバーホールをしていただいた。決して安くは無い値段ではあるが、また安心して写真を撮れるならこれ以上の安心は無い。
バケペンの修理を考えている方の参考になれば幸いです。
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