妊娠糖尿病の原因とは?食事療法や1日1600カロリーにするレシピ★インスリンを増やす方法!
こんにちは、こちらのページに来てくださりありがとうございます。私は妊娠今37週の臨月の妊婦になります。
なぜこの記事を書いているのかと言うと、なんと...妊娠糖尿病の診断確定をされてしまったからなんです。。トホホ
そこで、調べに調べつくし妊娠糖尿病の原因や食事療法、また1日の食事を1600カロリーにするレシピや、インスリンを増やす方法をまとめました。こちらに書いてある内容としては都内でも有名な産婦人科の先生、そこに入っている妊娠糖尿病専門の内科の先生、そして婦人科の管理栄養士の方に聞いた内容になります。
突如として妊娠後期に、妊娠糖尿病と診断確定されてしまった流れを書いていきたいと思います。
妊娠26週あたりの75gの糖負荷試験で、再検査になりその時は数値がHbA1cが 5.7となんとかギリギリだったものの、後期に入っていくにつれ
33週で6.1%、そして36週で6.5%を叩き出してしまったからです。
では、なぜ血糖値がたかくなるのか、数値が高くなるかをまとめてみたので見ていきましょう。
■妊娠中の目標値として
・空腹時(mg/dL) 70~100 未満
・食後2時間(mg/dL) <120 以下
・HbA1c(%): <4.3%~5.5% 6.2 以下
が目標値になります。
■通常時目標(妊娠していない時期)
・空腹時(mg/dL) 99 mg/dl未満
・食後2時間(mg/dL) <120 以下
・HbA1c(%): 5.5%以下
であれば大丈夫とされています。
また、妊娠していない時期でもHbA1cが6.0%から6.4%であれば「糖尿病の可能性が否定できない」とし、HbA1cが6.5以上なら糖尿病が強く疑われるとされるので注意です。
まず、血糖値はなにかというところから見ていくと、人間が活動する為のエネルギー源として血中に糖分が流れています。
血糖値 = 血中の糖の量(数値)
この血中の糖が過多になると、血管を傷つけてしまいその為急激に血糖値が上がった場合は脳にSOSが行き、すい臓からインスリンが出される仕組みになっています。
インスリンは血糖値を下げる唯一のホルモンで、インスリンが必要以上に分泌されると良くなく、低血糖を招いたり必要以上の食欲を招いてしまいます。
ではどうしたらインスリンの過剰分泌を下げられるかと言うと食事や、食材でインスリンの過剰分泌を抑えられるということになります。
通常人が食事をすると、食品に含まれる糖分は消化管壁を通じて血管に吸収されるのですが、食べ過ぎたり甘いものをたくさん摂ると血中の糖分量が急激に上昇しインスリンの出される量も増えます。出される量が増えて良さそうに思いますが、すい臓からインスリンがだされている為にすい臓にぐっと負担がかかってしまいます。
通常インスリンは分泌されると血糖値が正常に戻るのですが、妊娠中はインスリンが出にくくなっている為血糖値が上がりやすいと言われています。
でもですよ、、?じゃあすい臓からインスリンの出が悪いのならインスリンを体内で増やせばいいんじゃないのか。って話で、増やす方法を調べてみましたよ!!
そうしたら、要は食事や食材によってはインスリンの量を増やすことができる。と言うことを見つけました!
ではまず、インスリンが出やすい食品を見ていきましょう。
【インスリンが出やすい食品とは】
主食、糖分が入っているジュースなど(0キロカロリー表示も危ない)
糖質40g以下なら、0キロカロリーと表示してもいい決まりなんです。
これについては、産婦人科の糖尿内科の先生も口を揃えて言っていました。
なので0キロカロリーを謳っているジュース飲料などを飲んで、知らず知らずのうちに糖質を摂っている場合があります。
(わたしの場合は、0キロカロリーなら大丈夫かと思って初期の頃から飲んでいたのでこれが原因のひとつかもしれません・・。これだけじゃないですが、、汗)
それでは、妊娠糖尿病になりやすい理由をみてからインスリンの増やし方を学んでいきましょう!
GI値は血糖値の上がり具合の数値
数値が高いほうがダメ。
GI値は低いほうが良い。
妊娠後期に妊娠糖尿病になりやすい理由
妊娠中に糖尿病になりやすい理由は、胎盤からのホルモンでインスリンが出にくくなったり胎盤からインスリンを破壊する酵素が出たりするのが妊娠後期には強くなる傾向があるからです。胎児を守る為の胎盤の働きなんだろうけど、胎盤が邪魔をしてインスリンを出しにくくしているんです。
そしてこれは覚えておいて欲しいことなんですが、糖質(甘い物)にはいろんな種類があり、ごはんやパンうどんなどの主食にも糖質が入っていると言うことなんです。
糖質には2種類ある。
・単純糖質 ー 砂糖やブドウ糖、果糖などでお菓子や果物に含まれる糖質。
・複合糖質 ー 穀物や芋類、豆類に含まれるでんぷんなど。
単純糖質の方が、血糖値が上がりやすく複合糖質の方が血糖値の上がり方がゆるやかになると言われています。
要は遺伝や体質的なものなどもありますが甘いものを取りすぎたりカロリーを取りすぎると、妊娠糖尿病になりやすいと言うことです。これを踏まえたうえで、インスリンを増やす方法を見ていきましょう!
インスリンを増やす方法
①インスリンは血糖値を下げる唯一のホルモンになります。ですが妊娠糖尿病はインスリンの効きを悪くしていまいます。→じゃあインスリン増やせばいいじゃん!と思ったのですが・・それはどうしたら良いかと言うと、、
腸内細菌を整えること!
これが大事なキーポイントになります。
それでは、どんな食べ物を食べたら腸内最近が整うのか見ていきましょう。
血糖値を下げる腸内細菌を増やす食べ物。
腸内細菌を増やすためには、どんな食べ物を食べたらいいかと言うと、「水溶性食物繊維」を摂ると、腸内細菌が増えていく仕組みになります。
根菜類・・ゴボウ、たまねぎなど
キノコ類・・まいたけなど
海藻類・・ひじき、わかめ
ネバネバ系・・納豆、オクラ
ヨーグルトも乳酸菌が入っていて良いのですが、脂肪分や糖分が多く入っているものがあるから、ヨーグルトを選ぶ際は脂肪分糖分少ないものを選ぶようにしましょう。
血糖値が高い人はミネラル不足
人間にはミネラルが必要になるのですが、このミネラルが足りない人は血糖値が高いという検証データがあります。そしてこのミネラルは体内で生成できないので野菜などから摂取する必要があります。さて、どんな食材からミネラルが摂れるかを見ていきましょう。
ミネラルを多く含む食べ物
・魚介類、小魚 (カリウム、マグネシウム、リン、クロム、マンガン、銅、亜鉛、セレン、ヨウ素)
・海藻類 (カリウム、マグネシウム、クロム、鉄、ヨウ素)
・豆類 (カリウム、マグネシウム、リン、モリブデン、マンガン、銅)
・野菜 (カリウム、カルシウム、鉄)
■野菜に含まれるミネラルは?
→マンガン、クロム、リン、カリウム、亜鉛など
野菜に含まれる栄養成分です。糖代謝作用を助ける作用があります。
玉ねぎはミネラル豊富で → 1日に4分の1 または2分の1個の玉ねぎを食べると良いとされています。お酢も血糖値を下げる作用があり、お酢と玉ねぎを一緒に摂取すると効率よく効果的に栄養を摂ることができます。
ですので、酢玉ねぎは最高の血糖値を下げる食べ物になります。
作り方もとても簡単で、玉ねぎをスライスしてそこにお酢をいれ1日〜2日タッパなどに漬け込んで置くだけでできてしまいます。なので血糖値が気になっている妊婦さんや健康志向の方には是非おすすめしたい食べ物になります。
血糖値が上がる理由
じゃあなぜ、血糖値が上がってしまうのかを見ていきましょう。
①夜遅くに食べてすぐ寝る → 血液中の糖が使われず高血糖状態が続く。
②血糖値を上昇させる食品を食べている。
③動かない(デスクワーク、車移動など)
④ストレス過多 → ストレスによって分泌されるアドレナリンなどのホルモンには血糖値を上げる作用がある。
糖尿病の症状はすぐには出ない
糖尿病の症状はすぐに出ると思っている方も多いとお思いますが、実は残念ながらそうではありません。高血糖は10年単位で体にジワジワとダメージを与え続けてしまいます。インスリンはすい臓から出ますが、すい臓はギリギリまで音をあげない「沈黙の臓器」と言われています。糖尿病を発症する10年以上前からすい臓は頑張って働いてくれますが、症状が出る頃にはすでに機能低下がはじまっている可能性が高くなります。故に症状が出てからでは遅いということになります。
1日1600カロリーの妊娠糖尿病の分食の食べ方レシピ
まず、妊娠糖尿病の場合1日3食に加え、追加で分食を食べるように指導される事が一般的で、1600カロリーを1日に6回にわけて食べるよう指導されます。それは何かと言うと妊娠糖尿病の場合1日3食だと血糖値の上がり方が急激になるところを、分食を食べ1日6食にすることによって血糖値の上がり方をゆるやかに一定に保つことが可能になります。
なので、1日6食を食べるようにレシピを考えていきます。
朝ごはん ■300カロリー
分食1回目 ■230カロリー
昼ごはん ■300カロリー
分食2回目 ■230カロリー
夜ごはん ■300カロリー
分食3回目 ■230カロリー
になるように、このような流れで1日のごはんを食べていきます。
それでは、どんなものを食べていけばいいのか量はどのくらいにすればいいのかまとめたので見ていきましょう。
1日に1600カロリーの【メイン食】の食べ方
主食はどんなものを食べたら良いかというと、以下のようなものになります。量は通常よりも少なめにしておきましょう。
主食 ーーーーーーーーーーーーーーー
・ごはん 60g
・ロールパン 1個
・食パン 2分の1枚
・うどん 100g
・無糖コーンフレーク 25g
・おもち 1個
・じゃがいも 中1個強
たんぱく質 (120カロリー又は、たんぱく質が14g入っているもの)
・魚 タイ3分の2切れ、ツナ45g
・肉 ささみ、とり胸肉120g 豚ロース60g
・肉加工 ウインナー45g
・大豆 豆腐150g、納豆2パック
・卵、チーズ 卵75g(1.5個)チーズ30g
野菜海藻
120gから150g(これでだいたい40gになる)
調理用油脂(バター、サラダ油など 小3分の2杯)
・バター2g
・マヨネーズ2g
・ごま油4g
・アボカド10g(16分の1個)
1回の食事
・主食 60g
・たんぱく質 120g
・野菜海藻類 120g
・油脂
になるように食べていきましょう。そして大事なことは、砂糖やみりんを減らす事になります。これだけでもかなり血糖値をさげる事ができるので小さいことから気をつけて行きましょう。
1日に1600カロリーの【分食】の食べ方
1日に3回分食を食べて血糖値を安定させていくのですが、分食は基本的に乳製品と主食とフルーツなどを摂るようにしましょう。乳製品は1日350gを目標に食べますが、必ず朝昼夜同じ量を食べなくてはいけないわけではありません。ヨーグルトの代わりに牛乳にしてもいいですし、規定量であればコーヒー牛乳にして飲んでもおいしく摂取できるのでおすすめです。
ずっと同じ量を食べると飽きてきてしまうので牛乳とヨーグルトの摂り方を、数パターンを書いておきます。
そのあとに、フルーツや主食の種類や量を書いておきますので是非参考にしてみてくださいね。
【牛乳とヨーグルトなどの乳製品を1日350gまで】
例1)
・朝150g
・昼90g
・夜130g
例2)
・朝150g
・昼 なし
・夜200ml(■牛乳)
例3)
・朝200ml(■牛乳)
・昼75g
・夜75g
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【100〜200gの果物】1日に3回にわけるという意味
・オレンジ1個を3回に分ける
・グレープフルーつ3分の2を3回に分ける
・りんご3分の2を3回に分ける
・バナナ1本を3回にわける
・キウイ小2個を3回にわける
【主食 80カロリーの捕食】
・ごはん50g
・パン30g
・うどん80g
・中華麺40g
・そば60g
・パスタ乾 20g
・無糖コーンフレーク 20g
・soyjoiなど 1本
1回の食事
・主食 80カロリー
・牛乳ヨーグルト 120カロリー
・果物 50〜100g
1回の分食の食事が上記になるように食べていきましょう。