結婚は幸せのゴールではない
息子からついに・・・「紹介したい人がいる」
ついこないだ結婚して子供が生まれて・・・って思ってたけど、気が付くとあっという間に自分が嫁から姑の立場になります。
かわいかった息子が成人して頼もしくなり、今では月に一度の外食が若い彼氏とのデートみたいで楽しんでいた。
そしてこの日を迎える・・・「紹介したい人がいる」
嬉しさと寂しさと半々な複雑な心境。
「でも息子が幸せになるはずなのだから喜ばしいこと・・なんて考えるから嫁姑問題が始まるのよね」そう語るのは二人の息子をもつHさん59歳。
結婚することが幸せのゴールではない
Hさんはバツ2で今は夫婦二人で自由な生活を送っている。二人の息子夫婦は月に1回は孫を見せに来てくれる。だけど5年前は長男の嫁とうまくいってなかったのだとか。
自分は結婚で一度失敗しているにも関わらず「息子たちだけは・・・」と結婚=幸せになるという概念に囚われていた。
共働きの息子夫婦の生活でお嫁さんに負担をかけたくないというお節介を焼いてしまったのだ。協力をしたいという思いは息子夫婦の新婚生活に入り込む結果となってしまった。
結婚して、子供産んで、マイホームを持って、家族で旅行に行って、
それが人生でいう勝ち組だなんて昭和までの教育。
個々でやりたい事や幸せの価値観は違うということを忘れてはいけません。
結婚することは幸せの1つであり、
結婚することが幸せのゴールではないのですから。
人生における幸せは「経験の積み重ね」
幸せと感じられることが多ければ多いほど、人生の勝ち組と言えるのでは?と、Hさんは今となって思うそうです。
つまり、苦しいこともたくさん経験することによって、ちょっとした事でも幸せな事だと思えるし、また感謝する気持ちが増えてくる。
「歳の重ね方って本当、重要よね」
結婚は長い人生で大きくて貴重な経験の1つに過ぎない。
その生活の中に幸せなことはたくさんあるが、結婚そのものが幸せなものだと信じることに警鐘を鳴らす。
専業主婦だった姑は嫁姑問題を引き起こす?
家庭に入る専業主婦になることは悪い事ではないが、やはり外に出ている女性よりも経験を重ねる機会は減ってしまう。
姑が専業主婦だった場合の方が嫁姑問題が勃発する確率は上がる。
家庭という守れた場所で長年生活していると、視野が狭くなるのです。
専業主婦も、ある程度子供が大きくなったら趣味や仕事などやはり世の中に出て視野を広げることは重要だ。