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小林正観さんの『ありがとうの魔法』より

「この子は、この子のままでいい」と丸ごと受け入れることが、子育ての本質。

目の前に起きている現象は、どんなことも受け入れて(感謝して)、「不平不満・愚痴・泣き言・悪口・文句」を言わないことが、幸せを感じるためのスタートラインなのだと思います。

 目の前から嫌なことがなくなったから言わなくなるのではなくて、自分が「嫌だな」「思い通りにいかないな」と思っていることも、全部、含めたうえで、「不平不満・愚痴・泣き言・悪口・文句」を言わないようにしないと、起きてきた現象に対して、受け入れられません。

「この子は、この子のままでいい」と、そう思っています。目の前の現象に関して「こういうことは楽しいと思うけれど、こういうことは嫌なことだと思う」と考えている限り、いつまで経っても幸せはやってこないと思います。

 どういう現象が起きても、それを、すべて受け入れることが本当の幸せです。

 子どもが「自分の思い通りになったら喜ぶ」「思い通りにならなかったら悲しむ」としたら、それは子どもを認めていないし、受け入れていないことになると思います。

「この子は、この子のままでいい」と全部受け入れた瞬間に、子育ての悩みはなくなるのではないでしょうか?

「これがいい」「これが嫌だ」ではなくて、起きていることを全部受け入れた瞬間に、神様は「あなたは、わかったのですね」と言って、ニッコリ微笑んでくださるのだと思います。

 するとその瞬間に、あなたは、「自分は、すでに神の国の住人であった」ことに気づくことができるのだと思います。

 人生は、それをわからせることが目的で存在しているのではないでしょうか。

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