後悔したくないのに
今から四年前、鬱で体調を崩し、会社を休職した。
一年半ほど休んでから復職したものの、復職後の社会人生活を上手く軌道に乗せることができず、復職から一年後に退職した。
私は今、一人暮らしをしているため、生活を維持させるために急いで次の職場を探して何とか2社目に入社したが、そこで今度は適応障害となり、早期離職してしまった。今は3社目に居るが、3社目でもまた適応障害になってしまっている。
同じことを延々と繰り返してしまっている状況で、お恥ずかしい限りだ。
20代の頃の自分は、残業・徹夜・休日出勤なんでもこい!!の精神で、遮二無二働いた。寝る時間が無くても平気。プライベートも全て仕事に捧げる勢いで働いた。学生時代の友人たちからは「○○(←私)は、私たちと会って話す時間よりも仕事のほうが大事なんだね。」と言われ、皆と疎遠になった。けれど、その当時はそれでもいいと思っていた。私には仕事しかない。とにかく早く職場で認められたい、必要とされたい!と、仕事だけを見て突っ走っていた。仕事で少しでも爪痕を残したかった。
だけど。
結果的にその「仕事」で体調を崩して、職場も辞めて、職場の人間関係も失ってしまっては、何というか、元も子もないというか…。
あのとき、休職していなかったら。私は今、どこで何をしていただろう。少なくとも今よりイキイキと暮らしていたのではなかろうか。
あのとき、鬱にならなかったら。
あのとき、もっと仕事以外の時間も大切にできていたら。
あのとき、もっと大切な人たちと会って話していたら。
あのとき、
あのとき、…
そんな風に、「自分はどこで間違ったんだろう?」と、闇雲に考えてしまう。
後悔したくないのに、しっかり後悔してしまっている。
でも…
でも、後悔しても仕方がない。このまま進み続けるしかない。
後悔しながらでも、やはり進み続けるしかない。
20代の頃の自分は、自分なりに最善を尽くしたんだと思いたい。というか、思うしかない…かな。
「鬱になったこと・休職したことは、今となっては貴重な経験だ。この出来事から色々学ぶことができたし、この出来事があったから今の私がいる。」
…とは思えない。少なくとも今は。
でも、自分なりにもがきながら、これからの自分を生きていこうと思う。
…他にももっと文章にしたい気持ちがあるけれど、上手く文章にできない。
その代わりに、涙がこぼれるばっかりだ。