ピアノ教室に行って来ました
週一のピアノ教室に行って来ました。今、弾いている曲は2曲で、一つ目は湯山昭さんの「赤い紙風船」、もう一つはベートーヴェンのピアノソナタ第9番ホ長調です。
湯山昭さんの曲は、3年前くらいからずっと弾いています。和音がちょっと独特なところがあって、気がつくといつのまにか転調したりして弾いていて飽きることがありません。湯山昭さんの代表曲というと、童謡の「あめふりくまのこ」があるんですが、メロディや和音が湯山さんらしいです。
「赤い紙風船」を自分は「赤い風船」と完全に勘違いしていて、ふわふわ赤い風船が風に吹かれて飛んでいく様子をイメージしていたのですが、紙風船だとだいぶイメージが違いますね。曲の感じが、短調で何かスペインあたりの乾ききった赤土の上の青空を、赤い風船がさすらっている感じを勝手にイメージしていました。一回できてしまった風船のイメージが強くて、なかなか紙風船に変更できずにいます…
この曲、付点の音符が多いのですが、自分が弾くと、付点の付け方が緩くなりがちで、三連符よりになってしまい、付点は厳しく、むしろ複付点寄りにつけたい先生には、この点をほとんど毎回注意されてしまうのですが、なかなか難しいです。
もう一曲のベートーヴェンのソナタは4月から始めて、ようやく仕上がりそうです。このソナタ、ピアノ習っていると一度は弾く曲のようで、先生も高校生の頃弾いたそうです。使っていた楽譜を見せてもらい、先生の先生の書き込みが沢山あって、感慨深いものがありました。今は第3楽章を弾いているのですが、このソナタ、シャープ4つのE majorで、この調の曲らしく全体に貴族的な雰囲気で、華やかでキラキラしている曲です。
今弾いている第3楽章、二分の二拍子なのですが、どうしても四分の四拍子的な数え方になってしまい、その点を今日は先生に教えてもらいました。大きく拍子をとると、よりメロディを歌いやすくなるそうですが、苦戦中です。あと、最後に左手が三連符で、右手が裏拍、シンコペーションになる部分があるのですが、この曲の難所の一つです。なんで、こんな面倒なことベートーヴェンはやらせるんだ?と思っていましたが、ごくたまに上手くいくと結構気持ちよく弾けるパートで、変奏曲の名手だったベートーヴェンの「こんな裏拍、面白いでしょ」というサービス精神のようなものを勝手に感じています。
このソナタ終わっても、ベートーヴェンの面白さが初めてわかってきた気がしているので、しばらく湯山さんと並行して、ベートーヴェン漬けの日々をすごそうかなと思っています。
なんか全体に、マニアックなnoteになってしまった気がするのですが、またピアノ教室のことなど書いてみたいと思います。