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文学フリマ東京39・出店レポート
文・キミシマフミタカ (1276字)
快晴でした。午前10時、展示設営メンバー4人が国際展示場駅に集合。東京ビックサイトに向かいます。太陽がまぶしい。すでにたくさんの人々が歩いています。ビッグサイトに出店者として訪れるのは初めての体験です。
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出店者のゲートオープンは10時半。ブースに到着すると、印刷所から段ボールに入った「文芸誌つむぐ」創刊号が届いていました。おそるおそる開封。メンバー全員がこの時初めて実物を手にしました。感動に打ち震えます。胸がいっぱいになりました。愛おしい気持ちでページをめくってみます。
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設営開始。設営担当者が用意してくれたポップを飾っていきます。手書きのポップで気持ちを伝えます。机2つぶんのブースはたちまち「文芸誌つむぐ」の世界に。林一編集長が感無量で鎮座しています。
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一般入場の開始は12時。お客さまが続々と会場に入場してきました。ビッグサイトの広い展示場に広がるブースの数は約2300。圧巻です。「書きたい」人たちがこんなにも! 本離れといわれますが、ここは別世界です。
メンバーも次々とブースに駆けつけて、順番に店番を担当しました。可愛らしい栞も用意しました。本の配布とともにアンケートのお願いをします。京都芸術大学(大学院)を知っている方も、知らない方も、さまざまな世代の方々が「つむぐ」を受け取ってくれました。
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入口の一番前のブースという好立地にも助けられました。興味を持っていただいて、足を止めていただけるだけで、嬉しい思いが込み上げます。今回は販売ではなく配布だったのですが、書店員さんの気持ちが、ちょこっとだけわかったような気がしました。
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ブースには、ゼミ2(エンタメ系)のメンバーや、学部からの知り合い、小説ゼミ1の担任である池田雄一先生も訪れてくださいました。じつは、ふだんの授業は完全オンラインなので、会場で初めて対面を果たせたメンバーも多かったのです。池田先生には文芸誌計画の初期段階から、私たちのチャレンジを応援していただきました(「今年は修士作品の執筆もあるし、無謀じゃないの?」という心配もあったようですが……)。とても心強かったです。
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東京会場では150冊を用意。理想的なペースで捌けてゆき、16時半には配布が完了しました。さまざまな苦労(?)がありましたが、無事に出店が実現できてよかったです。縁のなかった読者の方々と、何らかの「つながり」ができたのではないかという実感もあります。メンバーはこの後、大崎に出て打ち上げ会。気持ちはもう、1月の文学フリマ京都に向かっています。
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今年6月、大学院生有志の思いつきから始まった「文芸誌つむぐ」プロジェクト。今後も持続可能な文芸誌をめざし、note版ともども地道に頑張りたいと思います。引き続き応援のほど、よろしくお願いします!
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