吉田松陽先生のように

何がしたいのか?何を達成したら何をし続けたら、どう生きたら、どのような生活をしていたら自分は幸せなのか?

18歳。社会に出たての頃、ずっと考えていた。

お金もちになったら幸せなのか?好きな仕事していたら幸せなのか?いい女と結婚していたら幸せなのか?

想像してみると全てが「NO」な気がした。

お金持ってて色んな遊びができても必ず飽きるし、好きな仕事だって、最初は楽しいが所詮仕事だ飽きて漫然とこなすようになる。いい女だって3日も顔見れば十分だ。飽きる。

どうしてもそれらが満たされてその後、幸せに日々生きている自分を想像できなかった。

だから、まず、目標を探す事に人生を使う事にしたんだ。まずやってみる、色んな人に会ってみる。

そして、目標を探すために1年後新卒ではいった会社を辞め興味があったホストになった。

人生の最後に吉田松陽先生のようになりたい。

漫画銀魂の吉田松陽先生を知っているだろうか?
銀時の師匠であり、攘夷志士四天王と呼ばれる4人のうち3人の銀時、桂、高杉を育てあげた寺子屋の先生だ。

作中で吉田松陽先生は武士道を掲げ武士として生きる事を説いている。しかし、決して不自由な忠節を尽くすことでは無く。自由な忠義を己にもつことを伝えている。

「武士道とは何も国や主君に忠節を尽くす道だけを指すのではなく、弱き己を律し、強き己に近づこうとする意志、自分なりの美意識に沿い精進するその志をさすのです」

引用元:銀魂 発行元:集英社 著作:空知英秋

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この武士道に震えた。数々のメディアにでてくる忠義を尽くす人たちを心の底から憧れていたと同時に、縛られたくない、同じところに居続けたくないと自由への憧れも持っていた自分が目指すべきあり方だったからだ。

自分自身を何よりの主君とし、自分自身に1番に忠義を捧げる。

王である自分にひざまずく自分。その構図が何よりも美しいと感じた。
この美しさの実現に人生を捧げよう。
そう思って動きだした。

すくないからず、この言葉で人生は変わったと思う。
自由に生きるというのが自分の中で信念になった。だから自由に生きて最終的に自分の人生で培った自由の尊さを語りたい次世代に繋げたい。

だから、60歳くらいになったら教え子5人に小さな街角の塾で勉強を教えたい。
何より、人生について語ってあげたい。
吉田松陽先生が虚から主導権を得た瞬きのような時間に弟子に武士道を教えたように。

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