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アクロヨガってなんですか?
私が生業としているアクロヨガについて、多くの人に少しでも知ってほしいです。
アクロヨガとは
まずは動画をご覧ください。
アクロヨガ=アクロバット×ヨガ
このように2人以上で、協働でポーズを作りあげていきます。感覚としては組体操のようなものと思ってもらえると近いです。
動画では様々なポーズを連続で繋いでいるので回転したりダンスのような動きになっています。
このような練習するときは、補助をつけてバランスが取れるまで感覚を磨いていきます。
普通のヨガと同じこと・違うこと
ヨガと同じようにポーズがあります。
ヨガのポーズをわざわざ人の上でやります(笑)
呼吸も大事です。アクロヨガでは、相手の上で重心移動する際に、呼吸によってタイミングを合わせます。また、呼吸が苦しいとそれは正しいバランスで行えていないという判断にもなります。
普通のヨガと違うところは
アクロヨガには、相手がいるということです。
ヨガの場合、単独で自分に向き合うため、ポーズが正しく行えているのか自信が持てないときがあります。対して、アクロヨガは相手とバランスが取れないときは不正解と判断できます。正解のあるヨガと言えるかもしれません。
他には、ヨガは完全に自重トレーニングですが
アクロヨガは負荷トレーニングの要素もあります。
最大の違いは、相手と感覚を共有し、成長を共に喜び合い、失敗を共に悔しがれるということです。
その効果は?おすすめポイント!
見て分かるように
乗ること・乗られることを許し合うところからスタートして、信頼する・受け止めるというメンタルが働きます。
人によってはストレスに感じるかもしれないですが、アクロヨガ中はそれがなんとも心地良い。
頼られたり、受け止めてもらえたりすると自然と相手に感謝します。一緒にチャレンジして成功したときの喜びは、大人になって得難い経験です。
フィジカルでは、バランスをとることでコアトレとなり、現代人の弱い足腰も鍛えられて、引き締まった身体になります。しかも即効性がある。
手も足も全身使ってバランスを取るので、ジャグリングのような感覚磨きにもなります。
年齢も幅広く、70代の人も挑戦できるし、1歳児と親子ででアクロヨガは楽しむことができます。
カップルや夫婦の共通の趣味としてもアクロヨガは大変お勧めです。
インストラクターになって苦労したこと
10年前からアクロヨガを指導していますが、とにかく認知度がなく(低いではなく、0でした)
今も大阪のアクロヨガ教室は私のスタジオだけです。
それと、良くも悪くもひとりではできないアクロヨガなので、レッスンをするには Co-teacherかアシスタントを必要とします。
ヨガの相場価格より、人件費分多く必要としますが、認知してないものに支払う人などいないので、一定数の生徒さんを獲得するのが普通のヨガより困難でした。
昔、まだ私がスタジオを構える前
知り合いのヨガスタジオにアクロヨガのクラスを導入するよう働きかけましたが、怪我のリスクが怖いと断られました。
その経験がアクロヨガ保険をつくるキッカケとなったので感謝しています。
レッスンを始めた頃は、場所をレンタルしても集客できないこともあったので、レッスンを受けたい人を確保してから場所を探すというやり方でした。
しかし、少ない集客の少ない利益に見合う場所の確保が毎度大変でしたので、覚悟を決めて、アクロヨガのためにスタジオを構えることにしました。
あと、私にとっては苦労ではないですが
ヨガですと上手くなるために、家でも練習するじゃないですか。
アクロヨガはひとりではできないので、無料の練習会、通称JAMというのを定期的に開催しています。
無料と聞くと、なんで?と思いますよね。
ですが、結果的に大人のアクロヨガサークルといったコミュニティが誕生しました。現在、LINEグループは大阪・神戸それぞれに100人以上のアクロヨガ愛好家が存在しています。
これからの目標
アクロヨガの認知度を日本全国に広げつつ
これまで海外から輸入されたアクロヨガを日本独自のものまで昇華させて、海外へ逆輸入したいと考えています。
日本人はとても繊細で、空気を読むという感覚は、アクロヨガにおいてもボディコミュニケーションとして繊細で世界に誇れるものだと感じています。
これまでアクロヨガインストラクターになるためには、海外で学んで資格を取得してきましたが、近いうちに日本国内で指導者養成講座をしようと考えています。
後進を育て、日本のアクロヨガが国内外で発展できる礎となりたいです。
ここまで読んでくださってありがとうございます!少しでもアクロヨガに興味をもってくださると幸いです。