英語マスターへの第一歩!日本人がよく間違える英語ミス10選とその解決策
英語を学ぶ日本人がついやってしまうミスは意外と多いものです。しかし、そのミスを正しく理解し、修正することで、より自然で正確な英語を話せるようになります。この記事では、日本人がよくやる英語のミスを10個紹介し、それぞれの正しい使い方を解説します。
1. 冠詞の使い方ミス
英語では冠詞(a, an, the)が非常に重要ですが、日本人はこれを省略しがちです。冠詞を使うことで、話し手が特定のものを指しているのか、不特定のものを指しているのかが明確になります。
例えば、"I saw a cat"と言えば「どこかの猫を見た」という意味になりますが、"I saw the cat"と言えば「その猫(話し手と聞き手が認識している特定の猫)を見た」という意味になります。このように、冠詞は文脈を理解するうえで重要な役割を果たします。
間違い例:
I went to park yesterday.
正しい例:
I went to the park yesterday.
ポイント:具体的なものには「the」、不特定なものには「a/an」をつけましょう。
2. borrowとlendの混同
borrowは「借りる」、lendは「貸す」という意味ですが、これを混同する人が多いです。例えば、"Can I borrow your book?"(あなたの本を借りてもいいですか?)や"I can lend you some money."(お金を貸してあげるよ)といった自然なフレーズを覚えておくと便利です。また、ネイティブは"Can I borrow...?"や"Could you lend me...?"のように丁寧な言い方をよく使います。
間違い例:
Can you borrow me your pen?
正しい例:
Can you lend me your pen?
ポイント:「借りる」ならborrow、「貸す」ならlendを使いましょう。
3. 複数形のsを付け忘れる
複数のものを表すときに、複数形のsを忘れるミスです。このミスによって誤解が生じることがあります。例えば、"I have two dog"と言うと、「2匹の犬」ではなく「2つの犬種」という意味に取られてしまうことがあります。また、"There are many apple"と言うと、正しい複数形の"apples"が欠けているため、自然な英語として聞こえません。
間違い例:
I have two dog.
正しい例:
I have two dogs.
ポイント:数えられる名詞は複数の場合、必ずsをつけます。
4. funとfunnyの誤用
funは「楽しい」、funnyは「おかしい」という意味ですが、これを間違えて使うことがあります。
間違い例:
The party was very funny.
正しい例:
The party was very fun.
ポイント:楽しいと言いたいときはfun、おかしい・笑えるという場合はfunnyを使います。
5. 語順の間違い
日本語の語順に引きずられて、英語の語順を間違えることがあります。
間違い例:
I to the store went.
正しい例:
I went to the store.
ポイント:英語は「主語+動詞+目的語+場所」の語順が基本です。
6. look, see, watchの使い分け
これらの動詞はすべて「見る」という意味ですが、使い方が異なります。
間違い例:
I look TV every night.
正しい例:
I watch TV every night.
ポイント:
lookは意識して見る(例:Look at the sky.)
seeは見える(例:I can see the mountain.)
watchはじっと見続ける(例:watch TV)
7. tooとveryの混同
tooは「~すぎる」、veryは「とても」という意味ですが、これを混同する人がいます。簡単なルールとして、tooは「程度が行き過ぎていて問題がある」ときに使い、veryは「強調したいとき」に使います。
追加例:
The soup is too salty.(このスープは塩辛すぎる → 問題がある)
The soup is very tasty.(このスープはとてもおいしい → 強調)
このように、tooはネガティブな意味を含む場合が多い点に注意しましょう。
間違い例:
This coffee is very hot to drink.
正しい例:
This coffee is too hot to drink.
ポイント:tooは「過度である」というニュアンスを含みます。
8. 現在完了形と過去形の混同
現在完了形(have + 過去分詞)と過去形の違いを理解せずに使ってしまうことがあります。
間違い例:
I have seen that movie yesterday.
正しい例:
I saw that movie yesterday.
ポイント:「昨日」など明確な過去を示す場合は過去形を使います。
9. 前置詞の誤用
in, on, atなどの前置詞を間違えて使うことがあります。
間違い例:
I was born at Tokyo.
正しい例:
I was born in Tokyo.
ポイント:「場所」を表すときの前置詞はin(広い場所)、on(接触している場所)、at(特定の地点)を使い分けます。
10. everyoneとtheyの組み合わせ
everyoneは単数扱いなので、後に続く代名詞は単数形を使います。
間違い例:
Everyone brought their lunch.
正しい例:
Everyone brought his or her lunch.
ポイント:フォーマルな場では「his or her」を使い、カジュアルな場では「their」も許容されます。
まとめ:正しい英語を身につけて自然な会話を目指そう
今回紹介した10個のミスは、日本人が英語を学ぶ際によく見られるものです。これらを意識して修正することで、あなたの英語力は一段と向上します。
ミスを防ぐためのヒント:
毎日少しでも英語に触れる時間を作りましょう。ニュースを読んだり、ポッドキャストを聞いたりするのがおすすめです。
自分のミスを記録して振り返ることで、繰り返さないように意識できます。
ネイティブや上級者との会話を積極的に増やし、自然な表現を身につけましょう。
正しい表現を身につけて、より自信を持って英語を話しましょう!