お出かけ日記(大阪コリアンタウン)
一年ぶりに訪れた大阪コリアンタウン。
まだ5月だというのに日差しが強くて夏のような暑さだ。
暑がりな夫はずっと扇子をあおいでいる。
今日コリアンタウンに来た1番の目的は美味しい韓国料理を食べる事。
自宅から1時間も電車に揺られて来たんだから絶対に美味しいものを食べたい!と意気込んで、目指していたサムギョプサルのお店に向かった。
お店に到着し席につく。壁にはBTSやTWICEのポスターがびっしり貼ってある。
キョロキョロしながらサムギョプサルを注文。
すぐにキムチやチャプチェ、ナムルなどの韓国らしいおかずがテーブルに並んだ。
初めて本格的なサムギョプサルのお店にきたので「このタレは何に使うのか」など疑問が湧いたけれど、にこりとも笑ってくれない店員さんに気後れしてなんとなく聞きそびれてしまった。
店員のお姉さんは他のテーブルも周りながら淡々とお肉を焼いている。
慣れた手つきでハサミを使い食べやすいサイズにカットしてくれた。
鉄板で焦げ目をつけたお肉はとても美味しくて夫はビールを2杯飲み干し、初めての本格的なサムギョプサルは大満足で終了!
その後コリアンタウンのお店を一軒ずつチェックして少し歩いた後カフェへ。
コリアンタウンには韓国っぽいおしゃれなカフェがたくさんある。
毎回カフェに行くのも楽しみだ。
今日入ったお店は猫をコンセプトにしたお店だった。(本物の猫はいない)
背の高い店員のお兄さんは、猫耳のカチューシャをして、尻尾をつけている。黒猫だ。
外国の方のようで日本語は話せなさそう。
腕にはタトゥーがびっしり彫られている。
黒猫さんがおしぼりをもってきてくれた時「welcome…」と英語で言っていたが全く聞き取れずに私は「ハハ…」と情け無い愛想笑いで返した。
そうこうするうちに注文していたアイスコーヒーとレアチーズケーキが運ばれてきた。
夫が「あれ、カフェラテ頼んだのに」と注文したドリンクの間違いに気づき、せっかく作っててもらったのに申し訳ないけど値段も違うので取り替えてもらうことになった。
新たに作ってもらったカフェラテをテーブルに置くとき、黒猫さんは申し訳なさそうに
「ニャー」と長めに鳴きカフェラテを主人の前にそっと置いた。
私達と目は合わさず少しはにかみながら。
想定していなかった突然の出来事に上手い返しができなかったことが今も悔やまれる。
帰り際にわざわざカウンターから出てきて、私達を見送ってくれた黒猫さん。
よく見ると笑顔はとてもかわいく、まるでさっき食べたレアチーズケーキのように甘くて爽やかだった。
今日のコリアンタウンでの1番の収穫は
お土産に買ったキムチでもキンパでもなく
猫のお兄さんとの出会いだったかもしれない。
キムチやキンパの味は忘れてしまうかもしれないけど、猫のお兄さんのことは一生忘れられないと思う。
やっぱり不思議な街、大阪コリアンタウン。
また行こうっと。
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