発達障害でうつ病の恋ははたして実るのか?②

こんにちは。発達障害で鬱病なのに恋をしているしがない物書きです。

一昨日だった。頑張ってここに記録を残していこうと決意した。予定だと昨日もここに記事をあげていたところだったのだ。
しかし昨日は久々に転げまわるほどの片頭痛が出てしまい、記事の投稿どころか、入浴も食事も断念した。誰かに許しを請うわけではないが、まずは自分に許してもらうことにする。
寒暖差が激しいのと、天気のせいだろうか。それにしたって片頭痛は酷いものだ。
発達障害に鬱病に片頭痛持ちなんて、どれほど負の属性をてんこ盛りにすれば気が済むのだろう。神が私を作る時にやる気がなかったことが伺える。
昨日の頭痛は特にひどく、目の奥まで痛み出した。頭の右側が強烈に痛く、目の奥から置き花火が噴き出してくるような痛みだった。
このまま目玉を取り出してコロコロ舌で舐めることができたらどんなにいいだろう。ケーキ屋に貰った保冷剤を目に当て、呻くことしかできなかった。
同じく片頭痛を持っている人は、同士としてこの辛さを理解してくれるだろうか。
そんなわけで投稿ができなかった。

今日はどんなことを書こうか。この前の記事には書いていなかったので、
私が好きな彼は一体どんな人物か語ろうと思う。特定されない範囲で綴っていく。

陰気でこの世の終わりみたいな顔をしている私が好きな相手である。皆様のご想像通りまさに手が届かない存在だ。
背がすらっと高くて物腰が柔らかく、とにかく上品なところが好きだ。
しかし周りの連中は、彼の品のある様子にそこまで惹かれないようだ。上品だと周囲から聞いた覚えはない。
それでいて素朴で穏やかな人だった。落ち着いていて、派手なものを好まないのに、周りの人間に認められていつも何かの代表をやるような人だ。
例えば部活の部長や委員長なんかに抜擢されていた。
物凄くイケメンというわけではないが、一緒にいて心が洗われる。澄み渡る湖を眺めているかのようで、一緒にいると本当に癒された。
少女漫画に出てくるようなモテモテのイケメンではないが、良さがわかる人が寄ってくる。それが彼だ。
私はすっかり、この森林のような青年に心を奪われてしまった。私のような下卑た存在にも手を差し伸べ、一緒に隣を歩いてくれる優しさがある。
私を馬鹿にせず、私の特性をよく理解して寄り添ってくれるような人だった。頭もいいのだ。
心がざわめき、死んでしまいたいと思っていても、彼の声を聞くと凛とした静けさがざわっと心を覆ってくれる。そして苦しさや悲しみがなくなっていく。不思議な人だと思った。

さあ、ここまで自分で書いていて思ったのだが、無理である。どうやったらこんな陰気な社会不適合者が、この森林男を我が物にできると言うのか。
無理やり攫って洗脳でもしない限り不可能である。
それに彼は自分の時間を大事にするタイプであった。こちらから襲い掛かっても困らせるだけである。彼が何かをするのを、涎を垂らしながら背後から除くしかないのだろうか。

彼が私をどのように認識しているかと言うと、「変わっているけど、面白い友達」らしい。私を馬鹿にせず、雑に扱わず、受け入れてくれて一緒にいてくれた。一緒にいてくれるだけでも喜ばしいことなのだろう。変わっていると言われると多少傷つくものの、友達だと思ってくれているだけでも十分かもしれない。我々発達障害を持つ一族は、友達すらまともにできないことだってあるのだ。

私は彼に猛烈にアタックするため、とにかく連絡をこまめにとることにした。下らない話しも沢山した。彼もよく電話をくれるし、話していて楽しいと言ってくれる。楽しいと言われて言葉のまま捉えてよいのか謎だが、とにかく楽しませないといけない。
そう思い、ピエロのように振る舞って彼を笑わせていた。
でもそんなのでいいのだろうか。このままピエロになり果てれば、学生の頃と同じだ。昔から自分は人類に好かれた過ぎて、求愛行動の一つとして笑いを取っていた。悲しきピエロになるのも我々発達一族の特徴である。
学生時代はどうして私はピエロになんてなっているのかと、家に帰る度に落ち込んでいたものだ。本当は馬鹿にされたくないし、笑われたくもない。
でも彼の前だと辛くなかった。彼のためなら何でもできると思った。

しかしだ。このままだと私はピエロとして彼の友人コレクションに登録されてしまう。ここから恋人になるのは至難の業だ。このペースでいけば、結婚式で友人として面白トークを求められるかもしれない。
そんなの嫌だ。恋人にならないといけないし、よければ結婚まで行きたいというのに。

私だって何もしていないわけじゃない。実は服を買ったし、化粧も勉強した。お洒落をして、顔に下手な落書きをして彼の前に登場したこともある。
たしか今年の1月ごろだった。
彼は「可愛くなったね。びっくりした」と非常に驚いており、嬉しそうにしていた。好感触である。
しかし堂々と新しい姿を見せる私に対して「可愛い」と言ったのは違う意味が含まれていたようだ。その日の会話で「君のことを実は息子みたいに思っている」と言われたのである。その言葉に私がずっこけたのは言うまでもない。
何故だ・・と思い、その日の自分の写真を見直していると、致命的な欠点をいくつも見つけてしまった。
表情が酷いし、笑った顔なんて同人誌を見てにやけている顔と同じである。
そしてばっちりキメたと思っていたのに、髪の毛はボサボサで、よく見ても見なくても私は太っていた。
これじゃあ息子の女装である。

大変だ。息子を脱却しないと。そう思い1月から努力を続けたいと思っていたが、うつ病になってしまって休職したり、親知らずを抜いて治りが悪くて悶絶したり、腹が痛くなったり、休みの日は同人誌を読んでゲームして寝ころんだりしているうちに、あっという間に半年以上過ぎてしまった。
彼は遠方に住んでおり、あまり会えないというのもきつい。

次回会うまでにもっと変身した自分を見せたいと思っている。
ここでは華麗に変身するために何をしたか、記録していこうと思う。
体調さえ崩さなかったら毎日記録していきたい。
見てくださった方に、発達障害で鬱病でもこんなことができるのか・・と思っていただけると幸いである。

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