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MVのお仕事 マスターピース!
ミュージッククリップもCM同様、飛び込み依頼の多い仕事だった。
普段からオープニング映像などを手掛けているので、これはむしろ得意分野だ。
変わった処では、ロシアのミュージシャン、リンダのチェーン&リングスという楽曲。
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この方、ロシアでは有名なアーティストだそうなのだが、御存知だろうか?
突然、「日本のアニメで!」と依頼が来たのには驚いたが、或種の先見性がある方なのかもしれない。
内容は比較的自由にやらせてもらえたのだが、国際事情的に書類の整備とかお金の流れやなんかが面倒なお仕事でした。
Kinki Kids・堂本剛の別名、244 ENDLI-xの『Kurikaesu 春』のPVも制作した。
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打ち合わせの時に連れていった現場の全身刺青小僧が「歳も近いし、タメ口でいいっすよ!」とかヌカシやがったのに、戸惑いながらも笑って聞き流してくれた剛さん、ホンマエエ方や(合掌)
素材提供したものには、宇多田ヒカルの『traveling』がある。
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監督の紀里谷和明からの打診で、直前に観た『メトロポリス』の背景美術に感銘を受けて、美術監督の平田秀一にデザインを依頼したいとのことだった。これまたスムーズに話が進み、作中の不思議列車を平田氏がデザインしている。
本作の『U2』と題したDVDは、シングルMVとしては異例の売り上げだったらしいので、御記憶の方も多いのではないだろうか?
そして掲題の画像はフランスのミュージシャン、ミレーヌ・ファルメールの『peut-etre toi』という作品。
珍しくアイジーUSA経由で来た依頼で、終末サイバーパンク調の快作だ。
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最後の最後で一寸だけディスコミュニケーション的な問題もあったが、概ね快心の一本と言える。先方からも「masterpiece!」との評価をいただいた。
他にもあるが、音楽関係とのコラボは収まりが良いことが多かった。
ひとえに関係者の方々のリスペクト、ジャンルは違えど同じ制作者としての尊重によるものだと思われる。
先出の剛さんもそうだが、カールスモーキー石井さんとか、有名人らしからぬ気さくさで話しやすい方だった。
ビジネスではあっても、やはり人間同士のお付き合いだ。気持ちとか人柄って大切。
表面ばかり取り繕っていい顔をしようとする癖に現場の扱いが雑で敬意が微塵も感じられない某お台場方面の局プロとかには、爪の垢でも呑んで見習って欲しいものである。
みつ