魔女のオススメYoutuber~この世の魔界編~
こんばんは、魔女オランジーナです。私事ですが先日昼のバイトをクビになりました。理由はわたしの度重なる遅刻という、完全悪のものです。関係者の皆さま、ご迷惑をお掛けいたしまして大変申し訳ございません。そして梅雨ということで精神はさらに悪化。しかしながら今日もなんとかやっていきたい!魔女オランジーナです。
そんなわたしたちをささやかに、しかししたたかに支えてくれるのが、オン・デマンドでいつでも見ることができるYoutuberの皆さまです。わたしの知るサブカル界隈の皆さんはわりとアンチYoutuberの方が多いような気がするのですが(主観的観測)、それはYoutubeの光の部分を見つめているからです。Youtubeにはこの世の魔界だってゴロゴロ転がってるんですよ!今日はそんな怪しくてタメになるステキなYoutuberさんを紹介していきたいと思います。
葬儀葬式ch有限会社佐藤葬祭
一級葬祭ディレクターの佐藤信顕さんが葬儀や葬式に関連する質問に答えてくれるチャンネルです。わたしは死についての情報を集めるのが個人的にかなり好きなのですが、そんなわたしにとっては癒しと勉強の時間となる、とてもタメになるチャンネルです。話題性のある動画をひとつご紹介いたします。
非常にセンセーショナルな見出しですが、佐藤さんの葬儀屋さんとしての実際の経験、また同業者さんからのお話を元にしたリアルなお話を、葬儀屋として培った故人に対する真摯な姿勢でお話ししてくださいます。人生でそう何回も経験することではないお葬式。そこで嫌な思いをすることがないようにという優しさと、展開される知らない死についての世界は本当にインタレスティングそのものといったところ。また、佐藤さんの葬儀屋さんらしい穏やかな饒舌さと知的で落ち着いた話しぶりもずっと聞いていられるラジオのような趣があります。わたしはよく作業用ラジオとして第1回から一気見しております。「親と信仰する宗教が違う場合はどうしたら?」や「副葬品として棺に入れてはいけないものは?」など、実際に役に立つお葬式の知識も満載ですので、ぜひご覧ください。
日雇礼子のドヤ街暮らしチャンネル
今を時めく流行の最先端、Vtuber。しかし華々しいバーチャル空間ではなく、その対極とも言えるドヤ街から動画を発信するVtuberがいた――。
そんなわけでご紹介するのがこちらの日雇礼子さんです。シンプルイズベストなキャラデザとすしざんまいのようなポーズがチャームポイントの彼女ですが、日本随一のドヤ街、日本の危険スポット高ランカーのあいりん地区のホットな情報を実際のレポートを元に紹介してくれます。普通のドヤ街紹介動画も中々面白いのですが、やっぱりそういったところに立ち入れる屈強な男性の声や環境音がするとコンテンツとしてはアクが強すぎる部分もあります(それもまた一興ですが)。しかしVtuberというファンシー要素を入れることによって、一般ピープル向けのユルさを添えており、さらに礼子お姉さん自身のリアルな話もステキな合成ボイスで楽しく聞くことができます。一体礼子お姉さんとは何者なのか……。気になるところですが、動画に溢れるほのぼのとした雰囲気、汚さや泥臭さも含めた街、人間への愛がわたしたちに明日を生きる力を与えてくれます。というかこの映像、資料としても普通に価値があるんじゃないか?他の危険地帯紹介系動画も面白いですが、こちらは必見です!
nana825763
最後はホラー系の動画をご紹介します。苦手な方はご注意ください。
こちらは、一部の界隈では有名な「ぴろぴと」さん(sm666の作者)による作品です。わたしは一見して、「なんてすばらしい狂気なんだ!!」と思わず膝を打ってしまいました。テキストの淡々とした感じ、無意味さ、同じ所をぐるぐると回る閉塞感、空間の作り方、音、間合い、どれをとっても一級品です。わたしはこういうビックリさせないただただ不気味な世界が続いていく静かなホラーが大好きなので、一瞬でドハマリしました。他のぴろぴとさんの投稿動画も「マインクラフトで空中に石ブロックを延々と敷き詰めていく」「蟻の飼育動画」など、ラブリーな狂気に包まれています。しかしながら何故か、ぴろぴとさんのホラーは陰鬱な気持ちにならないんですよね(超主観的解釈)。蟻の動画もかなり不気味なモチーフと一緒に撮影されているのですが、そこに溢れるのは愛のように感じます。蟻さんや日本人形さんが本当に好きなんだろうなと、少しほのぼのとした気持にもなれる。日々に少し刺激の足りない方、本物の愛と狂気に遭遇してみては?
まだまだたくさん紹介したい方はいますが、今回はここまで。蒸し暑い日々が続きますが、皆さんご自愛くださいまし~。
(写真はこのブログを書いているSHISHA CAFE CIRCUS duoでの風景です。いいでしょ~)