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朝の攻防

数年前から、朝、家族を起こすのをやめています。
私にとっては、「仕事」断捨離の一つになります。

もう息子が一通り何でも出来るようになったし、過剰なお節介はやめようと思いました。
朝食が必須と思い込んでいましたが、どうやら朝方の私以外はみんな夜型で、朝ナシの方が体調良いみたいです。
なので、一律で準備するのもやめました。

きっかけは、早朝の森ハイキングにハマったことです。
皆の朝準備時間に合わせて我慢するストレス、それなのに起こすと反抗される苛々、、、
天秤にかけて、嫌な方を捨てました!


考えてみると、お節介を自分の仕事として勝手に担っていただけです。
でも、先輩お母さん方の話を思い出すと、みんな、「嫌だけど、遅刻されるのが心配、」遅刻したときの学校会社の評価が心配、慌てて登校通勤中に事故に遭わないか心配、と言います。
一理あるかも、

なので、評価面はそんなに気にならないので、慌てないようにだけ少し練習してみました。
主人はもともとスローペースなので、遅刻しようとも慌てたりしないタイプ、遅く起きてきた時に「あ、今日遅番なの?(そんな勤務ありません)」と聞いてやりました。
息子は、その頃心配性の小心になっていたので、一旦、恐れている事が起きて体験しちまった方が、度胸つくんじゃないか?と試すことにしました。

寝坊しても、慌てず、親に連絡入れてもらって、いつも通り準備して登校すれば良いだけです。
学校でお小言いわれようがそれだけのこと、自己責任で気まずい思いするのも経験です。
それで、「どうしよう」と不安になっていたことは意外と起こらないと分かったようで、他の懸念にも対処できるきっかけになりました。
今は、「心配事の99.9%は起こりません、0.1%の対処に困ったらお母さんがいます、」というのが息子のお守りになりました。

それだけ少し練習しておいて、朝は私の気の向くまま好きな時間に森ハイキングへ出掛けられるようにしました。
夏場は特に、早朝時間しか出歩けないし、朝の空気はどの季節も最高に美味しいです!


あれから、朝起きて母不在、でも父子でなんとか準備し出かけています。
最近、自分で「今起きたので遅刻します、〇〇時頃までに行けます」と学校に電話入れる練習もしました。
アルバイトや仕事が始まった時にどういう対応をすべきかも練習できて良き、です。

実は、塾に通うのが難しい集団苦手な子なので、交流経験重視で理解いただける大学生お兄さん家庭教師に来てもらっています。
ここまでで数人の方にお世話になっていますが、最初は専門職の社会人お兄さんで、意外と職種が立派な方ほどこういうことがあやふやだったりしたので、息子も私も困った経験がありました。
その方のお母さんも福祉専門職の方で、お世話になっていたので言い出せないし、本当に困りました。
そのことがあったので、なるべく早めに練習させたいな、とも思っていたのです。


それに加えて、我が息子の性格が、激甘えん坊で、帰宅すると「今日もママを愛しまくる!マザコン仮面参上!!」と抱きついてくるタイプなので、余計に自立させたく思っています。

他に、私の自己中な一番の願いが、強烈にラクしたいし自由になりたいからというのもあります。
ともかくやっと今では、こんな風に、私は朝一の激しい苛々から解放されました。
それでなくとも、加齢やらホルモンやらで苛々しがちなお歳頃です、これからも出来る限り苦を失くそうと思います。



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