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笑ってから寝よ

子どもだって一歩外に出たら、荒波に揉まれ大変です。
うちののび太くんは特に、歩調が周りと違うから、摩擦もその分起きるのです。

こんな小さいうちから苦労させるのは本当に忍びないですが、集団生活に慣れておくことも必要なのかなぁ。

昼間の奮闘むなしく、なかなか調和できずに悔しい悲しい思いをすることもあります。
大人と同じく、面白くないことはたくさん起こります。


そんな夜は、どうにもこうにも気分が落ち込み、病み病み鬱ムーブに。
泣けるし、腹立つし、気が立って寝付けません。

わかる分かる、分かりみしかない、息子よ。
思いの丈をたっぷり吐き出すと、その後いつも「ママは?」と訊いてくれます。


お待たせしました、珍事件は数多取り揃えております。
私が当時、どれだけ驚いたか、大変だったか、ありえない不幸なのかを、ノンフィクションで披露します。

そして、そんな話をするうちに、いつの間にか2人で爆笑、大爆笑☆
ベッドから転げ落ちそうになって、お腹が痛くなるほど笑い合います。

涙跡がついたままの顔が笑顔になると、心も体も脱力してのびのび。
最後に鼻をチ~ンとかんだら、お布団ポンポンと軽くたたいて、
もう寝よか。


ほんとに小ちゃいうちから恒例の、鬱夜のリカバリー習慣です。
何にせよ命までは取られますまい、思い切り笑い飛ばしてぐっすり寝るが一番。
雑草根性の私が体得した特効術です。

大きくなった今でも役立ってます。
今日の出来事のアレコレに、憤懣やるかたない話をぶつけてきたときには、
そんなくらいで怒り狂ったり酷く落ち込んどったら、私ゃもう生きとらんわ、あの話覚えとる?
と言うと、即爆笑するくらいになっています。
特に、爺の押入れ事件が殿堂入り。


私のアウト人生、実は全部このため、息子様のご機嫌を麗しくするためだけにあったようです。
人生の伏線回収されました。



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