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調律

発熱で会社を休み、一日中家に居たため、「あっ、そうだ、今日の配信観れるじゃん!」となった。

butajiとイ・ランのライブ配信、入国制限の措置に伴い、日本で開催予定だったライブが中止となってしまったのです。

ライブの中止はとても残念なことだけど、ライブ配信はとても良かったです。投げ銭もあったけど、そもそも有料チケットにしてくれると尚更良いと思う(システム構築が簡単ではないのだろうけど)今回のことをキッカケに有料のライブ配信が増えてくれると嬉しい。

この前のNUMBER GIRLの配信なんて、まさに「お金払わせてくれ〜」という悲鳴が多く聞こえてきた訳だし。

もう一度言いますが、ライブ配信はとても良いです。家から出なくてもいい、座りながら見ることができる、ちょっと体調を崩している時でも観られる、トイレに並ばなくて良い、ジャージ姿で観られる(ジャージ着ないんですけど)、ドリンクカウンターに並ばなくて良い(一杯飲む度に皆で投げ銭するのどうですか?)昨夜のライブ配信はそんな希望が持てる内容だった。

余談ですがお笑い界でも公演中止が相次いでいて、ライブ配信へ切替する傾向が高まっています。中でも片山さんという方が代表を務める「スラッシュパイル」という企画制作会社は、いち早く「無観客の有料配信」を開始しています。片山さんは南海キャンディーズの元マネージャーで、現在は「スラッシュパイル」という会社の代表を努めています。この会社が企画しているイベントの一例を挙げると、「山里亮太の140」「共感百景」「漫才三唱」など、いずれもチケット即完のものばかり。この片山さんという人は、端的に言って天才なんですけど、今回の有料配信に際して以下のようなアナウンスがありました。愛すべきお笑い馬鹿(最上級の褒め言葉)です、魂が震えました。

またこの度の有料配信の特性として、希望するお客様全員が視聴できる訳ではありません。
通常のライブと同様に視聴するチケット(権利)を買うことができたお客様のみご覧になれます。
つまり販売枚数を限定します。早い者勝ちです。
その理由として、お笑いライブの大事な要素として<秘匿性>が挙げられます。
その場にいる人しか知りえない情報。その場にいる人しか感じることができない一体感。
限られた者だけが体感できるという特別感がライブにとっては大事です。
これをオンライン上でも成立させるために、視聴者を限定させてもらいました。


余談が長くなり過ぎましたが、昨夜のbutajiとイ・ランの配信がとにかく良くて、butajiのライブが素晴らしいのは今更言う必要もないので各自で解決して欲しいとして、butajiとゲストの折坂悠太とイ・ランとイ・ヘジ(チェロ)の四名でセッションした「調律」という曲がとんでもなく素晴らしかったのです。昨夜の配信はアーカイブが4/2まで公開されているのでダッシュでご覧ください。(「調律」は1:10:00あたりから、でも全部良いから最初から観てくれよな)


それとは別に、折坂悠太とイ・ランの「調律」がYouTubeにあったのでリンクを掲載します。この動画では和訳も観られるので是非とも読んで欲しいのです。

発熱は辛くて悲しくて怖くて、兎に角しんどかったけど、発熱しなかったらこの曲の存在を知ることがなかったと思ったら、「へー、人生ってなかなか不思議に出来てますね、やるじゃん」と思いました。

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