半纏に魅せられて「浅草中央町会」
浅草三社祭でお世話になっている浅草中央町会。この町会には、大学からの親友がお店を出していて、三社祭の際にはその友人のお店の半纏を着込んで御神輿を担がせてもらっております。
友人のお店の名は「LISZT(リスト)」オレンジピール、レモンピールなどのチョレートやクッキー、ベイクドドーナツなんかも置いているお店。お店には、「浅草村の神童」というアーティストのギャラリーも併設されています。ここまでは、友人のお店の宣伝(笑)一応しておかないとね・・・
以前は、三社祭近くになると、友人宅まで半纏を借りに行っていたんですが、友人と友人の御母上から「半纏預けるから。いちいち借りに来たり返しにきたりしなくてもいいよ。」って言ってもらって、今やすっかり我が家に”常駐”してもらっています。祭が終わったら、ちゃんと近所のクリーニング屋さんに頼んでキレイに保管してあります。防虫剤と除湿剤も入れてますよ、しっかりと。
でもって、他所様の町会の半纏を預かるって、あまりあることではないんですよ。特に三社祭みたいな大きな御祭だと、勝手に半纏を作って(=これ偽造)人知れず勝手に御神輿担ぐヤツがいるんです。だから浅草の町会さんによっては、毎年の元号年を入れるところもあるくらい。三社祭をはじめ大きな祭って、好きな人間からすると「どうにかして神輿担ぎたい!!」ってなるんです。だから、神輿好きな人間は三社祭で神輿を担ぐために浅草の人とパイプを持てないか、誰かの知り合いルートがないかをあちこち必死に探るんですよ。もちろん、三社祭以外の御祭でも。そりゃーもう、仕事している暇ないよね(笑)
そんでもって、こちらの浅草中央町会の青年部さんが三社祭では大活躍するんですが、その青年部メンバーの半纏は、私なんかお借りしている半纏とはデザインが違うんです。しかも、聞くところによると浅草神社の神輿、所謂宮神輿を担ぐ時の半纏と浅草中央町会の町会神輿を担ぐ時の半纏など、数種類の半纏があるとの噂を伺いました。
このお写真にある半纏はすべて浅草中央町会青年部さんの半纏だそうです。しかも着こなし方が様になってる!粋ですねー!!
さてさて、浅草中央町会の半纏。よく見ると中央の「央」の文字がデザインされているんですね。でもって、青年部の半纏では大きくデザインされていて、私がお預かりしている半纏は小さく細かいデザインで。だから同じ町会でも半纏によってステイタスが違うって訳です。こいうところまで、デザインをする半纏って、ホント憧れちゃうな〜。
ってな訳で、半纏にも色々とストーリーが隠されていたりすることを思い出して楽しんでいたりするのでした。
にしても、いいよなー、うちの地元の青年会も新しい半纏作らないかな〜。しゃーねぇー、密かに暗躍すっか!