工場・ビルの設備管理:VPN+リモートデスクトップを超える、セキュアで効率的なリモート監視の方法とは
こんにちは、マジセミ寺田です。
いつもマジセミにご参加いただきありがとうございます!
今回は、「工場・ビルの設備管理:VPNを超える、セキュアなリモート監視の方法」というテーマについて解説するセミナーを企画しました。
2024年9月26日(木)10:00 - 11:00
深刻なファシリティマネジメントの人手不足
少子高齢化に伴い、国内の労働力人口の大幅な減少が予測されています。特に、製造業の工場の生産ラインやビルのメンテナンス、電力・水道などの重要インフラの制御システムの設備管理といったファシリティマネジメント分野では、人材確保が一層困難になっています。
このため、限られた人材で効率的かつ省人化を実現するため、複数拠点やシステムを遠隔からセキュアに統合管理するシステムが強く求められています。
VPN+リモートデスクトップの課題
コントロールルームへの遠隔メンテナンスには、VPNとリモートアクセスは一般的なソリューションとして広く使用されています。具体的には、VPNを使用して遠隔のネットワークに安全に接続し、リモートデスクトップやVNCといったプロトコルを用いて特定のコンピュータにアクセスを行う方法です。
しかしながら、VPNはあくまでネットワークをプライベートに拡張するもので、一旦アクセスが許可されるとその後のアクセス制御が難しいという問題があります。VPNを通じてシステムに侵入した攻撃者がネットワーク内を自由に移動できるリスクも存在します。さらに、制御システムやファシリティマネジメントの設備では、古いOSを使用しているケースが多く、最新のセキュリティパッチやアップデートが適用されていないことがしばしばあります。
また、複数の画面を同時に操作する場合、リモートデスクトップやVNCでは、通常単一の画面操作を前提としているため、帯域幅の制限やプロトコルの特性により、操作性が低下するという問題も発生します。
VPN+リモートデスクトップを超える、セキュアで効率的なリモート監視の方法とは
本セミナーでは、数枚の画面といった小規模な制御室から、数百台のモニタがある大規模なシステムまで幅広く対応可能な次世代IP-KVMである「ADDERLink INFINITYシリーズ」を通して、セキュアな遠隔メンテナンスを実現するための様々な構成例を詳しく解説します。
IP-KVM(Keyboard, Video, Mouse over IP)は、遠隔からコンピュータやサーバーをセキュアに管理・操作するための技術です。IP-KVMを使用することで、物理的な距離に関係なく、ネットワークを介してコンピュータやサーバーのキーボード、ビデオ(画面表示)、マウスなどの入力デバイスを操作できるようになります。実際のデータファイルの転送が行われず、キーボードやビデオ信号のみが転送されるため、情報漏洩のリスクが大幅に低減されます。また、キーボードやビデオの転送がハードウェアレベルで行われるため、古いOSでも問題なくリモートアクセスが可能です。
「ADDERLink INFINITYシリーズ」は、次世代IP-KVMソリューションとして、高度な暗号化と認証技術、マルチ画面環境への対応、高解像度ビデオのサポート、無制限の距離拡張、柔軟なスケーラビリティなどの特徴を備えています。これらの機能を活用することで、機密性の高い環境を社内ネットワークから分離し、許可された端末からのみKVM経由でアクセスを制御することで、高いセキュリティを維持しながら、複数拠点にまたがるシステムを遠隔から統合管理することが可能です。
工場やビルなどの設備管理、制御システムの運用保守に関わる方で、セキュアな遠隔メンテナンスを構築したい方、遠隔地や防爆エリアやクリーンルームなどの現場間移動を削減したい方、IP-KVMを使った生産性向上に興味がある方、などに特におすすめです。
開催企業
■主催
Adder Technology
■共催
株式会社ジェピコ
■協力
株式会社オープンソース活用研究所
マジセミ株式会社
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2024年9月26日(木)10:00 - 11:00
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