庵野秀明展を見た!!!!!
こんにちわ、劇団超人<正直に言います!>予備校主宰の魔人ハンター<『鎌倉殿の13人』を観てまた凹みました。また来週も観よう!!!!!>ミツルギです。
『庵野秀明展』に行ってきました。
入ってすぐにウットリ〜。
円谷プロのダイジェストと『仮面ライダー』のダイジェストを見ただけで、もう見入ってしまいます。
そこから特撮のコーナーを見ただけで元取った気がしました。
子供の頃、憧れたヒーロー達です。
ジェットジャガーです。
『ゴジラ対メガロ』に出てくるロボットです。
人間大のサイズですが、何の説明もなく巨大化してゴジラの味方をします。飛べるぐらいしか役に立ちませんが、巨大化したことで満足してしまったからなのかもしれません。
まあ、よくあることでしょう。
どう考えてもこの映画の中心なのですが、なんか影が薄いです。
でも、私は好きです。
「♪ジェットジャガー〜」
というなんともダサい歌も愛せるぐらい好きです。
もう懐かしくて泣けてきました。
庵野氏の作った『帰ってきたウルトラマン』を観たところで満腹です。
いやーここで大半を費やしてしまいました。
アニメは『ナウシカ』と『エヴァ』以外よく知りませんもので・・・
で、『風の谷のナウシカ』です。
絵コンテって、私、「ああ」とは思いますが、「おお」とは思わないのです。
つまり完成品を観てから絵コンテを見て納得するのですが、なんか感激するものではない気がするのです。
アートとして楽しめないというか、史料でしょ?
と思ってしまうのです。
私だけですかね?
でも、これは別です。
『風の谷のナウシカ』の巨神兵のシーンです。
これ観た瞬間、スゲーと思いました。
映画のこのシーンが好きだったせいでしょうか?
見入ってしまいました。
知らないアニメばかりだったところに、出て来てくれたので、嬉しかったです。
私よりずっとデカかったので、かなり迫力がありました。
実物よりずっと小さいでしょうが。
・・・実物って言っていいのかな?
もうこの文字の感じが『エヴァンゲリオン』です。
全くタイトルそのものは覚えておりませんが、
文字の不揃いなところ、
方向が不揃いなところ、
文章が折れ曲がったり、
唐突に行が変わったり、
が、印象的でした。
『シンゴジラ』の最後に出てくるよくわからないけど、インパクトのあるあいつです。
映画観たときは、ちっこいゴジラがたくさんいるように見えたのですが、これ見たら人間ぽいのです。
いや、エイリアンぽいかな?
ギーガーがやりそうなビジュアルですよね。
『エヴァ』の淡い空です。
写真のようで、でも、写真より美しすぎる空。
新海誠監督の映画の空も好きなので、私はアニメの空が好きみたいです。
映画を観た人は印象深い場所です。
シンジとレイの2人のシーンを思い出します。
こんなの作ってたんだなー。
思ってたより、ずっと綺麗でした。
正直、廃墟っぽくないです。
このシンウルトラマン、カラータイマーがありません。
覗き穴もないそうです。
美術の成田亨さんはそれらを嫌っていたらしいです。
だから、今回、成田氏の思い通りのウルトラマンがついに登場したわけです。
この時までは期待してたんですがねー・・・。
『シン・ゴジラ』が良かっただけに。
映画の感想を。
ちょいネタバレです。
『ウルトラマン』に対するリスペクトを感じるし、いかにも今の感覚でやるとこうなるのかーとも思いました。
が、手に汗握らせてくれませんでした。
怪獣とのバトルが印象に残りません。
接戦がないのです。
だから、ハラハラできませんでした。メフィラス星人とは接戦になりそうだったんですがねー。
尻切れトンボになっちゃいました。
『シン・ウルトラマン』にはプロレスが足りませんでした。
残念。
『ゴジラ』『ウルトラマン』に続いて『仮面ライダー』もです。
なんか凄く羨ましかったりします。
『シン・ウルトラマン』が来たい外れだったので、『シン・仮面ライダー』・・・心配です。
まあ、観に行きますが。
これが実現してしまうんですよねー。
ただこだわりのある私にとっては、気になるところもあるのです。
「『仮面ライダー』、そのサイズちゃうやん。」
って。
もう観終わるとヘトヘトになっちゃいました。
濃厚な時間でした。
いやーアニメに詳しかったなら、酸欠になってたと思います。
『ゴジラ』『ウルトラマン』『仮面ライダー』
全てを作れることが半端なく羨ましいです。
NHKで庵野秀明のドキュメントを観たのです。
それを観ると痛々しいまでにのめり込んで作っていることを知りました。
限度を知らないのでしょうねー。
度が過ぎてるというか・・・。
こだわりまくってようやく一歩出すようなゆっくりな進度でした。
慣れで作ることができるのに、今までのものを超えるために、自分を壊していくのです。
他の人はわからないでしょうねー?
本人も違うことはわかってても、どう作るかわからないように見えました。
自分を四面楚歌に追い込んで、作るようなやり方は見ていて怖いぐらいでした。
なので込められたエネルギーは物凄く、パワーで押し切られるのです。
頭で考えてもよくわからなかったりしますが。
「なんか凄かった。」
というしかない気がしました。
ついていけないこともありますが。
ずーっと何か叩きつけられてる気がした展覧会でした。