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えべっさん(大阪天満宮~堀川戎神社)
こんばんわ、劇団超人<正直に言います!>予備校主宰の魔人ハンター<寒中お見舞い申し上げます>ミツルギです。
えべっさんですねー、『十日戎』。
1月10日とその前後合わせて3日間のお祭です。
1日目 宵えびす 2日目 本えびす 3日目 残り福
ワクワクしますねー・・・私だけですか?
全国的なお祭だとずっと思ってました。
違うみたいですねー。
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私は初日、『宵えびす』に行きました(3日目の『残り福』にも行きましたが)。
まずは『大阪天満宮』へ。
正月は長蛇の列で入ることを断念しました。
今日はいけそうです。
が、この門からは入りません。
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『蛭子門』です。
大阪と東京にある地名のとは違って(恵美須町と恵比寿町)、蛭子能収さんの蛭子ですねー。
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この門から一番遠いところにあるのが『えびす社』と言ってもいいところにあります。
ほんと反対側にあるのです。
ちなみに『戎橋』も『今宮えびす』から遠いところにあります。
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まあ、ここが御本殿です。
私も受験生のときに来ました。
劇団遊気舎にいたときから自分の作品を発表してました。
そのユニットが『トリオ天満宮』です。
なんとなくノリだけで決めたのですが、かなり近くに住むことになるとは思いませんでした。
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ここがこの3日間の主役『えびす社』です。
金の烏帽子つけた福娘さんも座ってます。
『えびすおみくじ』を売ってます(小判型したおみくじ)。
本殿の横には福娘が飾りのついた笹を売ってます。
金の烏帽子と薄い桃色の衣装。
華やかです。
お囃子も賑やかです。
♪商売繫盛で笹持ってこ~い
です。
これだけ
「儲かりたい」
と
「儲からせますよ」
という関係で成り立っているお祭ありませんよね?
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えべっさんと言えば鯛です。
釣り竿の先についてます。
この看板、目が光ります。
埃だらけにならないようにでしょうか?
ラップがかけられています。
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こちらは生の魚です。
こちらにはラップがかかってません。
それは小銭を張り付けるためです。
このコロナ禍でです。
そのうちこの小銭も
「paypayで貼ったことにする」
アプリとかできる時代が来るかもしれません。
大阪天満宮を後にします。
お隣にある落語小屋『天満天神繫昌亭』の前を通って行きます。
そして、『天神橋筋商店街』へ。
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えべっさんが出迎えてくれます。
そして、そのまま天神橋筋商店街を進んでいきます。
そして、
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いつも神社内に入るまでに30分以上かかったりするのですが、お昼はまだ少なかったです。
10分ちょっとで神社内に入れました。
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中に入ってもじっと立ち止まってる時間が長いのです。
この日はまだましな方でしたが。
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ようやく中ほどに来ました。
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ようやく近くまで来ました。
桂梅団治さんの名びらがありますねー。
芸人さんが笹に飾りをつけたり、笹を売ったり、鈴を鳴らしながら
「商売繫盛、家内安全おな~り~」
とか言ってくれるのです。
このグルリも笹を売ってます。
福娘さんから買うか、芸人さんから買うか、裃つけたおじさんから買うか選べるわけです。
お詣りしてきました。
その後、いつもお神酒をいただきます。
お心ばかりお金を払うと、プラスチック製のコップに入ったお酒を飲みます。
すると鈴を鳴らして
「商売繫盛、家内安全おな~り~」
と言ってくれるのです。
今年も縁起が良くなりますように。
いつもの縁起物を済ますと、屋台を冷やかします。
昔はえべっさんに行けば、福飴(えべっさんの顔が出てくる金太郎飴)、かた焼き(歯が立たないほど堅いせんべい)、しょうがの砂糖漬けなどを買ってましたが、見なくなりました。
コロナの影響かな?
気になったのが「牛タンフランク」です。
600円は高いなと思いましたが、買ってみました。
あー納得の味でした。
あらかじめ焼いていたフランクを網の上で切り込みをブサブサ入れると肉汁が出て、火と煙が立ち上がります。
香ばしい匂いが立ち込めます。
いいパフォーマンスだと思いました。
私達のあと、2人ほど並び出したのです。
インパクトのある見栄えと匂いだったのでしょう。
歯ごたえのある食感とタンならではの味わいがあって贅沢感を楽しみました。
通りがかったので残り福にも大阪天満宮へ。
見たいものがあったのです。
ちょうどいいタイミングでした。
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『猿回し』です。
よく大阪天満宮に来ているのです。
宵えびすの時、早く堀川戎神社に行かないといけなかったので観る時間がありませんでした。
のぼりは確認していたのですが。
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やっぱりおさるは、飼いならされていても野生の顔を時々見せます。
基本、目の奥怒ってる系です。
竹馬、逆立ち、幅跳びなどを披露してくれました。
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芸を披露して得意気なおさるさんです。
ええ機嫌のおっちゃんに声かけられて心乱したりしてましたが、やりとげました。
猿回しって、さるの能力と人間の演出力が凄いと思うのです。
さるって目が合うと怖いです。
それが観てるうちに愛せる存在になるのです。
おちゃめに見えるのです。
それはおさると人間の努力の賜物なのでしょうが。
堪能しました。
えべっさんって名前がいいです。
戎様ではお祭になりません。
神様を「えべっさん」と呼ぶ馴れ馴れしさ、いや、親しみのこもったところが何とも素晴らしいところです。
えべっさんはあの笑顔で人の懐に飛び込んでくる気がします。
そのときにお金持って飛び込んできてくれるのでしょう。
今年もいいことあるかな?
金銭面はえべっさんたちにどうにかしてもらえるかな?
そうだといいな。