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健康的なバターに出会う、ずっとずっと前の話2~私の恋愛黒歴史~

12. 2011年9月~2012年8月

Previously on Majimena Butter前回までのお話

彼と話さなくなって、
2カ月経過。

社員旅行がきっかけで、
私たちは再び話すことになった。

気まずさに耐えかねたのか、
あるいは社員旅行の終わりに
車で送ってほしかったからなのか、
何が目的だったのかは本当にわからないが、
彼から謝ってきた。

それ以来、
以前のように彼と話すようになった。
2人きりでランチに行くこともあったし、
営業をサボったこともあった。

でも、彼はランダムに私を傷つけ続けた。
再び「もうお前とは喋んねー」と言ってきたこともあった。

でも、私を傷つけることを言った後、
必ず電話が来て、
「さっきはごめん。
直接謝りたいから、今から会えない?」
と提案してきた。
謝罪後は、私にわざとらしいほど優しくなった。
無理やりキスをしようとしてきたり、
私が彼から去ろうとすると
出口をふさいで強引に2人きりになろうとしてきた。

今思い返せば、
彼は私との距離のとり方を知らなかったのだと思う。

でも、私も私で、
彼の思い通りにはなりたくなかった。
彼に対する気持ちはあったが、
私を手に入れようと半ば強引な彼を、
必死にシャットアウトしていた。

そうやって私を傷つけた彼に、
仕返しをしていたのだ。

そして、そんな風に仕返ししても、
私のことを想ってくれるのかを試していた。

2012年の4月、
私が会社を辞めてからは連絡をとることがなくなった。

ただ、彼のことはまだ気にはなっていた。
会わなくなっても、
私への気持ちがまだあるのかを知りたかった。

2012年の夏、
私から連絡を取り、彼と再会した。

もっと食いついてくるかと思ったが、
彼は全然嬉しくなさそうだった。

私の方は逆に、
彼への想いに再び火が付いてしまった。

そしてついに、一線を越えてしまった。
︎3に続く▶︎


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