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16歳のわたしへ

はじめまして。

16歳のわたしへ

今、あなたは自分が嫌いで恥ずかしくて、
将来幸せになれるのか不安で仕方がないですね。

あなたは目が細くて小さいからと、
わざと眼鏡をかけていて

人前では鏡を最小限しか見ないように
しているくせに

家に誰もいないとき、
母の三面鏡で様々な角度から自分を眺めては
芋臭い顔立ちと体型を呪っていますね。

せめて、かわいくなければ勉強はできないと、
と思い自分なりに勉強しますが
苦手な数学や英語の成績はあまり伸びず
友達と比べて劣等感を常に感じています。

常に自分が恥ずかしくて、すぐあきらめたり、
笑われたくなくて色々挑戦することを恐れています。




今ちょっと
その語り口、うぜーと思いましたね?


はじめまして。

30歳になった私です。

思ったより垢抜けてなくて小太りのままでがっかりしましたか?
でも、結婚指輪をしているのを見て更にびっくりしていますね。

私は28歳で結婚して地元から大阪に引っ越し、
現在図書館司書として働き出して半年経っています。

あなたの司書になりたいという夢は
一応叶っているので
安心してね。

まだまだ一人前には程遠いけど
穏やかで木漏れ日が優しく差し込む 図書館に毎日出勤して一生懸命働ています。


過去の私へ手紙を書こうと思える程の余裕とメンタルも安定しています。

日課のように毎日、自分のことについてかなり悩んだね。
あれだけ自分のことだけを真剣に悩めたのは
贅沢なことだったのかもと今は思えるよ。

10代後半から20代は色んなことがあったよ。
それでも、なんとかなったから大丈夫。

これから30歳になった私から高校生のあなたへ
あの時こうすれば良かったな〜と思ったことを一方的の伝えたいからいろいろ書いてくね。


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