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ビーチパーティーしましょうね ー沖縄の「へそ」うるま市石川のローカル生活(30)
夏だ! ビーチだ! ビーチパーティーだーーー!!(注:コロナ前の話です)
沖縄のビーチといえば老若男女、ビーチパーティ。要は浜辺でバーベキューなのですが、沖縄県民の超ド定番レジャーです。
僕も在住中、何度か誘われて参加することがありました。定番中の定番は、宜野湾市のトロピカルビーチか、北谷町のアラハビーチでしょう。バーベキュー施設が充実しており、シーズン中は大変賑わいます。
エメラルドグリーンの海を眺めながら、冷たいビール(ほとんどの場合、自分の車で出かけたのでノンアルコールビールでしたが)を飲みつつ、焼きたての美味い肉を腹いっぱい食べる。こんな至福の時間がありますでしょうか、いやない(反語)。
では今回は勢いそのままに、沖縄県民ビーチパーティーあるあるいってみましょう。
(1)みんな異様にビーチパーティー慣れしている
ビーチパーティーやる!って決まった後の段取りの速さが異常。肉はどこで買ってくると安くて美味いからやるよーとか、クーラーボックスは誰々が持ってるから頼んでおくーとか、当日の機材の借り方から焼く段取りまでサッササッサ決まり、不慣れな僕は、当日の後片付けを頑張るところで貢献するのみでした……。
(2)海は眺めるものであって、本当に入らない
トロピカルビーチなんて目の前、ビーチですよ? 好天の中、美しい海を目の前にしたら、県外の人ならバーベキューの合間に海水浴やマリンスポーツも全力で楽しむことでしょう。しかし沖縄県民、みんな海に無関心。てか泳げない人も割といる。美しい海へのアクセスが容易すぎて、ありがたみがないんでしょうね。実際初めて東京に降り立って内地の海を見た沖縄県人の知り合いは「なんで海、黒いん? ヘドロなん?」とショックを受けたそうです。
(3)始まりと終わりがよくわからない
ここも飲み会と同じく、うちなータイムが発動します。集合時間(目安)は示されるものの、それを過ぎても続々と現れる人々。そして用事があって続々と途中で帰っていく人々。自由。長いときだと午前中に集合して、日が暮れた後まで延々とビーチパーティーしているらしいですからね。準備や片付けに割り食う人もいそうなものなんですが、そこは気にしないのでしょうかね……。
余談ですが、アメリカ人がビーチパーティーに参加するときは、異様にホットドックにこだわります。パンとソーセージとケチャップとマスタードはマスト、でソーセージ常にグリル、みたいな。彼らには外せないソウルフードなんでしょうかね。日本人の焼きおにぎり的な? いや焼きおにぎりそこまでの地位を占めていないか……。
なお、うるま市石川にも小さなビーチがあり、石川の友人は、たまに高校の仲間なんかとここでビーチパーティーやっていると話していました。駐車場もなく、機材を貸出してくれるような業者もいないのでホントに地元民だけの秘密のBBQ場って感じです。徒歩かタクシーで駆けつければお酒も飲めるし、これはこれで楽しそうです。
団体や家族で観光に行ったときも楽しめるビーチパーティー。世界が落ち着いて、沖縄を訪問できるようになった暁には、県外の観光客であっても、ぜひあの県民の爽快感を味わってもらいたいと勝手ながら思っております。そして僕も、沖縄の友人たちとビーチで再会できる日が来るのを心待ちにしています。