ビジネスDD(提案書の鉄板骨子)



ビジネスDDの提案書における、鉄板的な骨子の内容をご紹介します。

①ご提案の概要
提案の背景や本案件に対する理解、全体像を1枚にまとめます。この1枚で「今回、貴社がどうして外部にデューデリジェンスを依頼しなければいけないか、我々はちゃんと理解していますよ。」というように、顧客の悩みに対する理解を示すことができます。

・背景や目的
・留意すべき点(個別の事情、特殊性)
・ご提案骨子


②調査における論点
汎用的な論点をそのまま使うのではなく、クライアントが置かれている状況を元に、今回のデューデリジェンスにとって何が論点になるのか、その論点に対してどのような仮説にもとづき、調査アプローチをしていくかを示します。提案段階でどのぐらい深い仮説を示せるかは、提案コンペにおける一つの競争要因になると思います。

・論点
・仮説
・調査アプローチ
・調査事項

③デューデリジェンスの内容
ビジネスデューデリジェンスの提供内容を示し、進める際のイメージをお伝えします。クライアントの立場では、具体的なイメージがわかないとDDを依頼すべきか意思決定が難しいので、どんなスケジュール感で、どのような組織体制でどのような会議体で進行していくか、詳細な内容を図解しながら伝えます。

・ビジネスデューデリジェンスサービスの紹介
・スケジュール
・組織体制

⑤御見積
これまでの提案内容をお見積りとしてまとめます。フェーズ別、またはサービス別に見積もりを積み上げるのが一般的です。また、後出しにならないよう、立替経費の請求があることも明記しておきます。

・見積報酬額
・立替経費の請求
・請求方法


⑥事例紹介
当社はどんな顧客のどのような課題に対してどのように支援して実績を出したか。事例ごとに1枚でまとめたペーパーをいくつか掲載します。今回ご提案に近い問題意識を解決した事例があれば、クライアントも解決可能性に期待を持てます。


⑦当社コンサルタントご紹介
プロジェクトに参画するコンサルタント別に経歴や実績を掲載します。プロジェクトに参画するメンバーが相応な実績を持っていれば、クライアントはプロジェクトの成功に期待を持つことができます。


●終わりに
デューデリジェンスの鉄板骨子をご紹介しましたが、汎用性が高いのでコンサルサービス提案全般に使えると思います。ぜひご活用ください。

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