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INFJの私が経験した3回の環境リセット

私は人生で3回の環境リセット(=今まで生きてきた環境を離れ、新しい環境で人生をリスタートさせること)を経験しています。

  1. 高校→浪人

  2. 浪人→大学進学

  3. 留学

それぞれ理由も感情も全く異なるのですが、その環境リセットについて考えたことを書き留めたいと思います。

1. 高校→浪人

私は高校卒業後に浪人生として1年間過ごしました。
この時私は高校時代の友人との連絡を一切断ち、人生初めての人間関係の断捨離をすることになりました。

そうなった理由は、高校時代が人生最大に病んだ時期だったことと関係しています。私は中学校までは比較的勉強できる方だったのですが、地元の進学校に入学すると自分よりも優秀な人がたくさんいることに気づき、アイデンティティクライシスに陥りました。その当時自分の価値は成績で測られると本気で信じており、自分自身の価値を証明し続けなければならないような感覚を持っていました。そのため、空いている時間は全て勉強に費やすほど限界ガリ勉キャラを貫いていました。

そのかいあってか、定期試験や校内模試で上位の方をキープすることができたのですが、勉強する→良い成績が出る→周りから期待される→「周りの期待を裏切ることが怖い」という気持ちに駆られる→さらに良い成績を出すために勉強する、というようにどんどん勉強にのめり込んでいきました。

しかし、受験生になると成績が伸び悩み始めます。
校内模試では過去最低順位を叩き出し、不安が募る毎日。
結果、第一志望校に不合格だった時は、全ての努力が無駄になったと絶望しました。

ずっと張り詰めていた糸が切れたような感覚になり、
「全て捨てたい」
「自分のことを誰も知らない場所で1から人生をやり直したい」
という感情に駆られました。
誰にも会いたくなくて、絶対地元から出て新しい人生を歩むんだという思いだけを原動力に、浪人を決意しました。
そしてそれと同時に高校時代の交友関係を断捨離しました。
不幸中の幸いというべきか(?)、コロナが流行し始めた時期だったので、高校時代の友達とは一度も会わずに過去の自分を捨てたつもりで1年間を過ごしました。

2. 浪人→大学進学

2回目の環境リセットは、大学進学のタイミングです。1回目は精神的ショックから発動されたいわゆるINFJのドアスラム現象でしたが、2回目は大学に合格したのがきっかけのポジティブな環境リセットでした。

しかし、実家を離れ一人暮らしになり、知り合いが誰もいない土地で新生活を始めるのは初めての体験だったので、自分にとっては挑戦的な経験でした。悲願だった大学合格を果たしたとはいえ、高校時代の黒歴史を忘れてはいなかったため、これを機に過去の自分とおさらばしてキラキラ女子大生になることを決意します。(結局なれなかったけど)高校時代の自分とは違う選択肢を取ることで、新しい自分をインストールできた気がしました。

しかし、大学生活にもなれ始めたとき、新しくインストールしたはずの自分が固定化されてきた感覚に陥り、ふとしたときに「自分らしさ」とは何かに思い悩みます。
「私が本当にしたいことは何なのか」
「ありたい姿は何なのか」

考え抜いた結果、高校時代から行きたいと考えていた留学に行くことを決めました。

入学直後は全てが新しい環境で新鮮な感情だったのが、大学に通ってサークルの活動してバイトして、という慣れ親しんだ毎日になってしまった時に、自分が足踏みをしているような感覚になり、これ以上ここにいても何も得られない、というような焦りもあったと思います。

留学

大学3年生の冬からイギリス留学が始まりました。(現在進行形)

留学での1番の学びは、「自分を持つこと」です。
授業で自分の意見を恐れずに発言したり、他人からどう見えるかを気にせずに自分の好きなファッションを楽しんだり、ありのままの自分で生きる人を見て、今まで自分がいかに他人の目を気にして他人の価値基準で生きてきたかを痛感しました。そこで「私も自分らしく生きるんだ!」と決意します。

とはいうものの、すぐには変われないのが人間です。
今は他人の目を気にする自分と自分がしたいことを自由にする自分が同時に存在していて、過去の自分を脱皮すべくもがいている状況です。

3回目の環境リセットは、期間が決まっていることといい意味でも悪い意味でも2度と会えるか分からない人々との生活という意味で、新たな自分として生きていくのにはこれ以上にないほど最適な環境だと思っています。
パリに留学に行っていた行動力の塊のような友人が、
「こっちに黒歴史全部埋めて帰れば良いじゃん。やりたいこと全部やって帰りなよ」
と言っていたその言葉を聞いて、この期間は自分にとってかつてないほどのチャンスであると感じました。

まとめ 「INFJこそ環境リセットすべき」

環境のリセットを3回して感じることは、今まで生きてきた環境を離れることは、新たな自分に変わるチャンスであるということです。前向きな理由であれ、後ろ向きな理由であれ、環境のリセットには大きな負担が伴う一方で大きなチャンスになります。

INFJは他人の感情に敏感な分、他人の価値基準に合わせがちな気がします。そんな人にこそ、環境をリセットして今までのしがらみと離れ新たな自分として生きる選択肢を取ることはプラスの影響を及ぼしうると思います。

悩める人が少しでも勇気を出すきっかけになりますように。









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