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    私たちが(そして誰かが)走り続けるためのリレーマガジン

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    PLANETS CLUB「 こども未来部」メンバーによるリレーマガジンです

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コンテンポラリーダンスは現代アートなのか?

本日9月14日観に行ってきました。 以前にコンテンポラリーダンスに触れたことはありますが、ここまでハッキリとコンテンポラリーと銘打った演目を観たのははじめてでした。 プレトークでコンテンポラリーダンスは難解といった印象があるのか敬遠されがち、と言ったニュアンスの話をされていました。なるほど素人としてはやはりバレエと言えば華やかな古典を想像してしまいます。幸運というか、今まで触れたコンテンポラリーダンスが比較的分かりやすくて楽しい舞台だったこともあって、敬遠されがちというのが意

    • 生活の質第一スパルタkaigo6

      薬の管理が出来なくなって来た母、増えゆく薬の種類分けと服用時間の管理を袋に🔴🟢🟡原色シールを貼ることで克服し、飲み忘れは定期LINEで防ぐ仕組みが出来たところで、イザ認知症検査へ。 当日、1時間早くLINEがあり、準備して待っているとの事、早すぎるからまだゆっくりしていて。と返す。 時間になり車を回して玄関を入ると姿がない。トイレにも居ない。もう、肝心な時に。と2階に上がると寝室で寝ていた。 もう!ゆっくりしすぎだろう。 「ちょっと時間だよ。起きて!」 起き上がって寝ぼけた顔

      • 生活の質第一スパルタkaigo5

        母は認知症を異常に恐れていて、それこそ20年も前から認知症予防に努めていた。それは、やはり母のプライドと結びついている。「ああはなりたくない」と思っているからなのだ。 恐怖が知っているはずのことを遠いものにしている。 呼び出されて駆けつけて、今回彼女が分からなくなったものとは。 「あんた、携帯の充電器どこやった?いつものところにない!あんたが持っていった?持ってきて!」 「!」 衝撃だった。 つい何日か前充電器にごく自然に充電している姿を見ていたからだ。 「なんで私が充電器な

        • 生活の質第一スパルタkaigo4

          「財布を持ってきて」 朝イチにLINEが来ている時は大抵思い込みで書き込んでいる。財布は私がずっと預かっている前提で文章が書かれ若干イライラしている雰囲気の文面だった。 そういう時は大抵、間違っている。 財布は各病院支払いの時は預かっているが、持ち帰ることなんかないのだ。 平静ならわかっているのだが、多分探してもないので、そういうこと(私が持っている)にしたいのだ。 そして、若干怒っているのはよく分からなくなっている自分に対してだと思う。 すぐ母のところへ向かう。 外に出るこ

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          生活の質第一スパルタkaigo3

          腰の疲労骨折が判明し新しい病院をセカンドオピニオン的に変えて、新しい病院でのリハビリや車送迎を気に入ったようにみえていた母、次の日行ってみると記憶に改竄が行われていた。 「やっぱりコルセットずっとつけてるの嫌だわ。暑いし苦しいから嫌だ。それとあの病院評判わるいから変えたい行きたくない」 何を言いだす。 「はぁ?コルセットは昔の石膏で固めるやつじゃないから着脱自由だって!そう説明してもらったじゃん!病院変える?もう型取ったし注文しちゃったでしょ。」 「着脱できるんかね!つけたま

          生活の質第一スパルタkaigo3

          生活の質第一スパルタkaigo2

          5月に入ってから、今までなんの支障なくやれていた事の記憶が無くなることが増えた。人と会わず、刺激が少なくなったことが原因と思われ、外出や歩くように勧めた。 これを真面目に実行した母は、足を痛める。 「足の裏が痛い」 との連絡を受けて行ってみると足の裏に湿布をしていた。 「整形の先生が歩きすぎだって。出歩かないで安静にだと」 歩くことを勧めた癖に、靴にまで気が回っていなかった。悪いことしたな。 それも気になったが、これ以上、刺激が少なくなったらますますボケる。 焦ったが仕方な

          生活の質第一スパルタkaigo2

          生活の質第一スパルタkaigo1

          88歳の母が、63年続けた美容室を令和6年3月で閉めた。 4月から従業員もお客さんも来ない日々が始まる。 覚悟はしていたつもりだったけれど、想像以上に年老いた母は難敵であった。 今は6月、たった2ヶ月で転がるようにボケて行った。 いや、元々だいぶボケていたけれど、触れ合う時間が限られていたからバレていなかっただけなのかもしれない。 長くいた従業員さんと「最近物忘れが酷い」という話はよくしていた。「ヤバいね」と話しあっていたけれど、年相応と言えばそうだし、まァ文句のつけようもな

          生活の質第一スパルタkaigo1

          上手く殺せたのか、そして殺されるのか。

          https://amzn.asia/d/75VGFIu 朝ドラ15分で映画2時間分観たような感覚で読み終えました。密度は濃いのにあっという間です。 ほぼほぼ、本書で紐解かれた歴史と併走し同じ過程、同じ陥穽を経験し、それをなぞってきました。 母の代替相手を求めた厩戸皇子や必死でケアしまくる凪は、自身の写し鏡です。 読んでいる間ずっと、上手く殺せたか。 そして、殺されているのか。 その問いを、ずっと行き来していました。 著者は多くの虚構が自分の母殺しであったと言います。 そうし

          上手く殺せたのか、そして殺されるのか。

          スマホ時代の哲学(プラグマティズム入門)

          谷川嘉浩さんの本「スマホ時代の哲学」を取り上げたPLANETSCLUBの講座に参加しました。 谷川嘉浩さんの著作に触れること自体がはじめてで、大変興味深く楽しく講義を受けました。早速著作を読んで先々の不安な生活にヒントをもらったように感じました。特に「孤独」との向き合い方に自分の迷いを肯定して貰ったようで読み終わって嬉しい気持ちになりました。 さらに講義に受けて考えたことを3000字の小論文にする。という添削講座にも参加しました。講義を受けて終わりではなくアウトプットすること

          スマホ時代の哲学(プラグマティズム入門)

          母という厄介なもの

          機会があってこちらの本を頂いて読むことができた。 事件は起こった時の報道で見聞きしていたしある程度想像することもできた。 この事件を有り得ない。という感想を持つ人は幸運だ。 私は、もう本当に「あるだろうな。」としか思わなかった。 今、いわゆる教育虐待はソフトなものから深刻なものまで浸透している様に感じる。 それにしても9浪とは諦めが悪い。茶化している訳では無いけれども、本当にかなり諦めの悪い母親だな。としか感想が出てこなかった。ノンフィクションとして出版されて話題になって興味

          母という厄介なもの

          chatGPTと一緒に小説書いてみた。

          参加しているオンラインサロンのメンバーがchatGPTを使って面白いことをしよう、という趣旨のイベントを開催してくれた。chatGPTに興味はあれどまだちゃんと使ったことがなかったので、これ幸いに参加してみた。 まずダウンロードからはじまる。 有料版を使うほどでは無いので、無料版をダウンロード、準備は万端! 第一回目参加して、chatGPTへの質問の仕方などを聞き、自分なりに使ってみようとまず検索してみたり、話しかけたりしてみた。頭良さそうで案外抜けているし明らかな嘘情報もあ

          chatGPTと一緒に小説書いてみた。

          京都「やめました」のおみせ

          参加しているオンラインサロンに名物ランニング部がある。 オンラインサロンだけどオフ会をしたりマラソン大会に参加したりとみんなで楽しく活動している。 去年、クラブ本体PLANETS刊行の雑誌『モノノメ』2号が発売となりその中の記事『観光しない京都』にかけて始まった京都オフ会が今年も5月に開催された。 全国の有志で京都の街を走り、歩き、観光だけでは無い京都の楽しみ方を共有する。走ったあとはランチで交流する。関西メンバーのオフ会を兼ねたイベントの2回目だ。 去年の楽しさがクラブのみ

          京都「やめました」のおみせ

          シン仮面ライダー観た。ラスボスは身体で

          ネタバレ⚠️ みてほしいです。雑音気にせずに。 https://youtu.be/PUcK-59_ykI 世代ではない人たちには困惑の映画だったかもしれないです。しかし、ささる本郷猛と一文字隼人でした。 放送当時1号ライダー本郷猛は意志に反して改造され怪人となり人間ではなくなった身体について悩んでいました。今回は怪人になった悲哀の先、暴力を行使する身体に悩んでいます。暴力を行使する身体を持て余し苦悩する。本郷の孤独と悲哀は踏襲されていました。当時私は幼稚園児だったけれども

          シン仮面ライダー観た。ラスボスは身体で

          ルードヴィヒ!みた

          知っているようでよく知らない偉大な作曲家ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン。 耳が聞こえなくなっても曲を作った。 英雄を作曲したのに皇帝になったナポレオンに怒って楽譜を破った。 なんていう真偽不明の逸話ぐらいしか印象にない。 このベートーヴェンの戯曲は韓国でヒットし日本版を中村倫也さん主演で河原雅彦さんが演出を担当し公演されました。 今回、チケットを友達が取ってくれたので観ることが出来ました。なるべく情報を入れないように観ると決めていました。 ⚠️ネタバレ はじめから緞帳

          ルードヴィヒ!みた

          ヒロシマにて

          変形性膝関節症と診断されてから一年以上経った。傷ついてしまった軟骨さんは再生しないので、膝は一生治る事がない。膝はある角度で動かすといつでも激痛が走る。無意識にちょっと動かして「痛っ」となることは日常茶飯事だ。習慣だったランニングで走ることも少なくなった。1日走って3日安静、ノルディックウォーキングでも痛むので休み休み、ごまかしごまかしやっていたのですっかり身体がなまってしまった。ストレッチしたりヒアルロン酸うったり何をどうやっても痛いので安静にしていても無駄だなと思い走るこ

          ヒロシマにて

          祝㊗️30回!我が読書会の記録ゆるゆると、投票による読みたい1位をご紹介(前編)

          勤務しているカフェにて、月イチで読書会を開催しています。 参加者さんにテーマに沿った本を紹介してもらい自分以外の紹介本で読みたくなった本を投票、1位となった本をその月の1位としてカフェのスペースで1ヶ月掲示し、オススメコメントを書いて貰います。 回を重ねること30回を迎え、記念に参加者さんにて投票された「今月の読みたい1位」を紹介していきます。 記念すべき第1回テーマは「推し本」でした。 第1位は 『なぜオフィスでラブなのか』 概要 小説から紐解く【公私混同(オフィスラ

          祝㊗️30回!我が読書会の記録ゆるゆると、投票による読みたい1位をご紹介(前編)