2024年7月ジャワ旅③ショッピングとホテルステイ

ジョグジャカルタ1日目・後半

言質をとれ

ジョグジャカルタ市内に向かうタクシーの車中では、旅の初日にしてメインイベントが吹っ飛んだ悲しみで無言に・・なったりはしなかった。ツアー会社の担当者と電話やメッセージで「絶対全額返金しろ」「今は約束できない」「そっちが返金するって言うまでキャンセルするって言いません」「先にキャンセルする言え」といったくだらないやり取りに忙しかったのである。
結局自然災害によるキャンセルなので全額返金対象であることを確認してから正式にツアーキャンセルを行った。
今回GetYourGuideを通してツアー申込を行っていたため、システム上、ツアー前日のキャンセルはオンラインでできないことで話がややこしくなってしまった。とても便利なんだけど、こういうトラブル時にはやはりサードパーティが絡んでるとめんどくさいなぁと改めて感じた。

ビールをゲットせよ

疲れとおそらく軽い熱中症で頭がガンガンして死ぬほどつらく、いよいよ吐くぞの5秒前のタイミングで車はホテルに到着した。
辺りはすっかり暗くなっていたが、市内は大変な混雑である。ホテルは有名な繁華街「マリオボロ通り」に近いためか、表通りは人と車でごった返していた。
荷物をおろし、本日最後の力を振り絞って繁華街へ。おなかはすいていない。しかしビールは飲みたいのである。
マリオボロ通りはジョグジャカルタ随一の繁華街であるらしい。車道では派手な装飾の馬車が結構なスピードで走り抜け、歩道には屋台が並び、家族連れや若者、観光客であふれかえっている。生気があるというか、日本にはもうないアジア独特の熱気に圧倒される。
どうでもいいことだが、この「マリオボロ通り」、マリウポリやマルボロがちらついて、いつまでたっても覚えられない。

家族連れでにぎわっているよ

インドネシア(ムスリム90%の国だよ)とはいえ繁華街ならビールもその辺にあるだろうという予想は見事に外れ、全然どこにも売っている気配がない。友人Kがネット情報からつかんだ販売店を探して歩き回ること約20分、意地と根性で店を見つけ出しようやく小瓶をゲットすることができた(観光客相手の高級ショッピングセンター的なところの中にある売店のようなところだった)。外国人観光客相手のレストランならわりと置いているようだか、小売り場所はとても限られているようだ。

路上でおばちゃんが売ってるサテ(インドネシアの焼き鳥だよ)を買い、ほくほくとホテルへ戻る。いざビール飲もうと栓抜きを借りようとしたら「ない」とのことである。ビール瓶を開ける習慣がないからなのか、ただ備品のそろえが悪いだけなのかは不明だ。その後スタッフは私たちのビールを抱えて表に出ていき、どうにかして栓を抜いてくれた。
サテはピーナッツの濃厚なソースが絡みとてもおいしかったが、身がやたら小さく、今になってあれは本当にチキンだったのか疑わしく思っている。

なんとなく憚られる気がしてビールは袋にいれたまま

ジョグジャカルタ2日目

新たなプラン決め

イジェン山ツアーがキャンセルとなり、今日から3日間の予定がぽっかりなくなった私たち。宿もなければバリ島までの移動手段も確保せねばならぬ(帰りの飛行機はバリ発)。
イジェン山がこの旅の目的だったので、それに代わる予定を立てるのはなかなか難しいが、ここはひとつ別の角度で楽しもう。私たちがぶち上げたのは、ツアーに支払うはずだったお金でちょっといいホテルステイプランだ!
今夜からのホテルとバリ島への飛行機は昨日のうちに予約済みである。そして、明日の予定も友人Kの検索力で朝ごはん食べているうちに予約完了。さすが外資系企業管理職、仕事がはやい。その間、私はしっかりご飯を食べておいた。
本日の予定で決まっていることは、今の宿のチェックアウトと新たな宿へのチェックインのみ。午前中は街ブラをしよう。

緑が美しい午前のマリオボロ通り
道端ではドミノ

マリオボロ通りでショッピング

バティックのお店やお土産物店が並ぶマリオボロ通りだが、目立つのはお菓子屋さんの専門店があること。インドネシアの人はお菓子好きなのか、餡を包んだ生地を焼いた小さく丸いお菓子がそこかしこで売られており、メーカーもたくさんあるようだった。

このお菓子専門店がけっこうある

自分用にバティック生地の洋服を買ったり、家族や職場へのおみやげなど一揃いのお買い物ができたのだが、友人Kはとあるオシャレ雑貨店で身長と同じくらいの長さのススキ様の枯草インテリアを悩んだ末に購入していた。このあと、バリ島とシンガポール経由日本行きのフライトが控えているが、そのススキは無事に空輸されるのであろうか。日本に持って帰られたかは後ほど明らかになる。

湿気がないので日陰に入るとさわやか
お昼ごはん・魚のフライ

憧れのホテルステイ

さて、私たちが今夜から2泊お世話になるのはあの世界的有名ホテル、シェラトン。正式名称「シェラトン ムスティカ ジョグジャカルタ リゾート アンド スパ」、もう名前だけで私のような庶民をビビらせるには十分である。
市内からは車で30分くらいかかったような気がする、どうやらホテルは街の端っこにあるらしい。そして車は敷地に入っていくのだが、入口から車寄せまでのなんと遠いことよ。徒歩でちょっとホテルの外へ、は無理だとさとる。

ロビーは広くて開放的
ベランダ付きもうれしい
ホテルの敷地

広くて清潔なお部屋からはホテルの広大な敷地と、遠くにムラピ山(火山)が見える。荷物を降ろしてホテル探訪へ。建物はとても開放的なつくりで南国の雰囲気たっぷりのインテリアも素敵。広ーい敷地は緑にあふれ、プールがあったりキッズ用のアスレチックがあったり、とにかくゆったりしていて居心地がいい。いやあ、すごいわ、見て中庭あるわ、これパティオやな立派!、と大阪のオバハン丸出しで感心しきりである。
その後、西洋人のホリデー風にプールサイドのイスに寝そべり、プールでキャッキャ遊ぶ地元の若者を見ながらほげ~っと過ごしていたところ、彼ら(男2女1の旧ドリカムパターン)のキャッキャがいつまでたっても終わらず、ずっとでかい声で爆笑しているのがだんだんうっせーなオイと腹が立ってきた。しかし、もう日も陰ってきているししばらくすれば体も冷えてきて水から上がって帰っていくさ、こっちが先に退くもんか、と心の中で勝手に勝負を申し込んでたが、全然上がりよらんかった。若さとは恐ろしいものである。たとえ指がしわしわであっても、唇が紫色になっていても、ただただ楽しいのだ。

気軽に外には行けないので、ホテル内のレストランで夕飯を。インドネシア食が続いたので、ちょっとジャンクなものを食べたいなと「フライドチキン」を注文したところ、だいぶ想像と違うやつがきたのだが、おいしかったし全部食べたので良しとする。ビールはたしか小瓶が650円くらい(ホテル内にはワインバーもあり)。

半身揚げインドネシアver.

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