例えば「サスティナブル」について
この2年ほどで、もう道を歩けばサスティナブル。角を曲がればSDGsなどと言った状態で、気を抜くとゲシュタルト崩壊起こしそうなこの言葉ですが、一過性のものにしていい訳は無く、聞き飽きてる場合でもないので ファッションにおいてのサスティナブルの話はしておきたいと思います。
とは言っても、私個人でまとめをしたところであまり意味はないので
この記事をまずは読んでもらえたら、という紹介です。ファッション×サスティナブルについて書かれた記事はたくさんありますが、まずは環境省でまとめられているこのページを読むのが一番分かりやすいと思います。
特定の商品のPRも広告も無いですし、企業名を引き合いに出すわけでもなく、あくまでもファッション産業ありきで、日本国内の「消費者」と「企業側」のそれぞれの目線を合わせてフラットに書かれているのが読みやすい理由かなと感じました。
なので私もなるべくフラットに考えていきたいのです。悪いのはファッションそのものではなく、消費者と提供する側(企業ではなく個人レベル)のリテラシーを更新し続けること。
この記事を読んで、ファッションの問題点が分かれば、そこかしこでサスティナブルが目に付いたとき、中身の無い「トレンドサスティナブル」に惑わされないでいられるのかなと思います。
例えば
・オーガニックコットンとサスティナブルの関係
・メイドインジャパンを謳う本質
・安さだけで服を買ってしまうことのデメリット
・服を処分するときの手段、及びそのサイクルについて etc.
全部を今すぐ行動にすることは無理ですが
提供する側としての私がやるべきことを「ひとつ」、消費者としての私が出来ることを「ひとつ」。その掛け算で少しづずファッション産業を未来に繋げていくしか今は無いのかなと思っています。
何故このタイミングで、こんな薄っぺらな記事を書いたのかと言いますと、自分への戒めでもありますが、同業者(アパレル)同士でこういった話をしてもイマイチ突っ込んだ話をする人がいないと感じたし、避けて通ってしまう話題でもあるからです。
私もいつも勉強中です。本当はファッションなんで難しく考えずに楽しみたいし、お客様にも着たいものを選んで欲しい。
けれどどんな産業だって、時代に則して更新し続けることだけが現状維持の方法です。