フランス人の素敵なところ
フランスで生活を始めて
フランス語を話すようになって
フランス人のことが少しずつわかるようになって
好きじゃないこともあるけど
これはフランス人のいいところだな
と思うことを紹介したいと思います
(実際にフランス人にこの話をよくします)
それは
嫌味がないということです
それは「アペロ」を通して学びました
アペロはアペリティフの略で
1日の終わりに一杯飲んだり
週末は仲良い友人を呼んで
簡単なホームパーティーをするときにも
この言葉を使います
週末は大抵20時頃集合
長引くときは深夜1、2時に
お開きという、なんとも夜長な会
フランス人はこのアペロがとっても好き
なぜこの会が重要なのか
話すことが大好きなフランス人にとって
この時間は、重要な社交の場だからです
そこでは多種多様な話をします
例えば…
・仕事
・バカンス
・恋愛
・健康/病気
・家族(親、兄弟、子 etc…)
・政治
・経済
・環境問題
・異文化
よく食べ、よく飲むフランス人
お酒の量が増えると
話もヒートアップするのです
しまいには
「そうは思わない!」
「君は間違ったものの見方してる!」
「状況をもっと正確に理解しようよ!」
なんてなることも
フランス歴が少ない頃は
わぁぁぁぁぁみんな叫び合ってる😱
(夫)アロルドは声が大きくなってる🫣
強い言い方してるよぉぉぉぉ🤯
などおろおろしていました。
これもう、絶交レベルじゃない⁉️みたいな感じ
そして次の日
アペロで一緒に過ごした人たちと再会します
「おはよう!今日は調子どう?」って
昨日の大議論なんてなかったように
フレンドリーに話を始めるのです
私:えっ?
昨日叫び合ってたけど、めっちゃ仲良いじゃん!
そうなのです
私のいう「嫌味がない」とはこれを指します
フランス人は議論好き
自分の政治観や人生観が
他人と違うことが当たり前
それを共有することは暗黙の社交ルール
「あの人とは意見が違うから、ちょっと距離を置こう」とか
「この話したらちょっと仲が悪くなりそうだから止めとこう」
なんて考えて話を始めることは
少ないように思います
特に仲のいい友人サークルでは
ドライでいいなって思いました
多文化社会のフランス
違っていいじゃん!って心の底から思ってる
中学校からディベートさせる先生もいるようで
教育制度の成果でもあるのでしょうか
「えーそんなの分かんない」
なんて答える方が恥ずかしい
わたしなんか、感情で話してしまって
「あの人イヤ!」となるこもあるので
とても勉強になります
フランス人って下町の人みたいなんです
理屈っぽいですが
とっても人間味のある、面白い人たちです