立春の希望の光につつまれて
フランス北部
パリやノルマンディーの冬は雨が多く
晴れ間のない灰色の空が続きます。
冬のあいだ人々の口癖は決まって
「雨もううんざりだね」
まさに、この季節はじっと“しのぐ”ものです。
でも今日は立春
朝から澄んだ空気と温かな陽射しが広がり
キッチンには太陽の熱が満ちて
半袖でも過ごせるほどでした。
「春がやっと来たのだ…!」
と実感するのはまだもう少し先ですが
暦の上では今日から春!
久しぶりの顔を出したお天道様に
感謝せずにはいられませんでした。
雨の日が続くと、外に出る気になれず
「今日は一歩も外に出なかったな…」
なんて日もしばしばあります。
でも今朝はちがいました
「ママのフランス語のレッスンが終わったらお散歩しよう!」
そう息子と決めてました。
普段は冬、インドア派な4歳児もワクワク。
大きく鼻から吸い込んだ冷たい空気は
鼻の内側までピリッとするほどでした。
しっかりアーシングして
心も身体もリフレッシュできたひとときでした。
数ヶ月ぶりに通る、いつものお散歩コースでは
暴風で折れた木が道をふさぐ場面もありました。
「春になったら、いろいろと整えないと…!」
そんなことを思いながら、
自然の穏やかさと、その圧倒的な力強さを感じたのでした。