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マルティニークのこと その1: ラム酒
マルティニーク(Martinique)島
ってどこにあるかご存知ですか?
中央アメリカの
西インド諸島の主要な島を網羅する
アンティユ諸島にあります
![](https://assets.st-note.com/img/1663038021189-dOVp3TwZkQ.jpg?width=1200)
歴史的には
コロンブスが「発見」した島のひとつ
皇帝ナポレオンの皇后ジョゼフィーヌの出身地
三角貿易の中継点でもありましたので
奴隷制度の暗黒の歴史もあります
またマルティニークは別名「花の島」
と呼ばれるくらい至る所に
ハイビスカスやブーゲンビリアその他
わたしには知らない名前の花が
咲き誇っています
この島はフランス「領」ではなく
フランスの国の一つです
日本人の感覚でいうと
沖縄みたいな感じでしょうか
飛行機乗ったら南国気分が味わえ
独自の歴史・文化がある
この島を代表するもののひとつ、それは
ラム酒です
しかもただのラム酒ではなく
「ラム・アグリコール」という一段上の
ランクがついています
![](https://assets.st-note.com/img/1663038939324-y7luMl3NKD.jpg?width=1200)
簡潔に申しますと
ラム酒の原料である
サトウキビを発酵・蒸留させたものを
「ラム・アグリコール」といいます
このラムは世界で10%しか流通していませんし
普通のラム酒の3倍の値段で販売されています
世界で流通するラムの90%は、昔からの製法
つまりまずサトウキビから砂糖を作る分をとり
あとの残りのサトウキビ(廃糖蜜)を使って
ラム酒を作るのです
ブラジルのカシャッサや
ハイチのラム酒などは
この製法で作られています
刈って数時間しかたってい新鮮なサトウキビを
細かくきざみ発酵、蒸留させたラムと
砂糖用に絞られた後のサトウキビを
発酵、蒸留させるのでは
味が違ってくるのは
ご想像できるかとおもいます
![](https://assets.st-note.com/img/1663038507380-iA1HQbPDeC.jpg?width=1200)
刈ってすぐに発酵準備にかかれます
(マルティニークの使者でもなんでもありませんが)
しかもマルティニークの
「ラム・アグリコール」だけ
A.O.C.(Appellation d’Origine Controlée)
原産地管理呼称がついており
厳格に品質が管理されています
(サトウキビを機械ではなく手で刈るくらい!)
つまり
世界一と言ってもいい
ほど
美味しいラム酒なのです!
![](https://assets.st-note.com/img/1663038971010-9sbKOw42tW.jpg?width=1200)
色々お話してくれるので勉強にもなります
現地の人はどうやって飲むのでしょう?
それは「ティポンシュ(小さいパンチの意)」
という飲みかたです
材料は
皮付きのライムひとかけ3cmくらい
サトウキビ
ホワイトラム
のみです
小さなグラスにライムを絞り
ライムはそのままグラスに入れておきます
お砂糖を小さじ半分くらいから小さじ1弱程度
(甘いのが好きな方はもっと入れて可)
ラム酒を50ccほど入れて混ぜて完成
量が少ないからと言って
ショットグラスのように一気に飲みません
名の通り、確かに小さなパンチ食らいます
(昔はそうやって飲むものだったようですが)
アペリティフで少しずつ味わい飲む感じです
🙏写真なくてごめんなさい
オールドラムは食後酒としていただきますが
ティポンシュ風に飲んでも美味しいです
銘柄で言うと個人的には
Naisson
Clement
La Mauny
Rhum J.M
が好きです
日本ではアマゾンでも購入できます
マルティニークってこんなところ
紹介1回目でした