【心中事件を乗り越えてー最悪な出来事こそ成長の機会ー】
FBライブで自分の話をしていると、改めて自分発見がある。その一つが、「本当の本当に最悪だ！」と思って、自分自身さえも見失うような出来事ほど、自分に大きな変化をもたらしてくれたということ。
今までの経験では対処できないようなこと
自分の心が壊れる寸前のようなこと
味わったことのない感情（怒りや哀しみ）
今までの自分を強制的に変えさせられるようなこと
泣いてもわめいてもどうしようもないようなこと
もっとも恐れていたことに向き合わされること
信じていた関係や未来が崩れるようなこと
こんなことが起きると、私たちは嵐の中に放り出されたように翻弄される。「なぜこんなことが？」の言葉だけがグルグルして、誇りもプライドも全て崩れてしまう。
でも、逃げずに真正面からその出来事と向き合い「何か（自分が成長すべきこと）」を掴むことができたら・・・本当に大きく成長する(^^)
私は、心中事件を含め、大きなもので４回そういう出来事があった。もしかしたら多い方かもしれない。自分の心に正直に生きたいが故に、何かが起きたらそこに正面から向き合って、他の人だったらそっと蓋をしておくようなことも、「えい！」っと開けてしまうから。
でも、その４回が、私を今の自分に運んでくれた。
本当に辛くて苦しくて、時には何年もその辛さが取れない時もある。身体も心もしっかりと休息をとることや、誰かに辛さを受け止めてもらうこと、自分を取り戻す時間、徹底的に落ち込んだり嘆いたりする時間は絶対に必要。
でもそれらが落ちついた時に、変化が訪れる。
それまで歩いていた道が二股になり、新しい道ができた、というような変化ではなく。
いきなり道の真ん中に扉ができて、その扉を開けると、今まで見たこともない新しい世界が広がっていて、見える景色も出会う人も全てが変わる、そんな変化。
それを知っているから、「今まさにそんな状況です」という人がいたら、心から応援するとともに「この人はどこかで自分を大きく成長（変化）させることを選んだんだな」と思う自分がいる。すごいな、と心から尊敬する。
全員がその大きな成長の機会、最悪の出来事を体験するわけではない。【最悪の出来事を経験したくても、なかなか経験できない】のが現代だと私は思う。
変化が嫌で、「事なき人生」を歩むために無意識に「現状維持」に力を注いでしまう。現代は、金銭や物資的にある程度恵まれている人も多く、仕事・人間関係・趣味やギャンブルなど、辛い気持ちの逃げ場となるところもたくさんある。
私もそう。変化に飛び込むわりに、できるなら安全安心、今までと同じ道を歩いていたいとよく思う（でも結局変化に飛び込んじゃうけど（汗））。
だからこそ、そんな出来事が人生で起きるって、ある意味すごいこと。起きた出来事に逃げずに向き合えば（逃げてしまっては意味がないので）苦しさの向こうに、今までと違った自分・違った世界が待っている。
そこにたどり着いた時に初めてわかる。
ここに来るために、自分に不必要なもの、似つかわしくないもの全てを一度壊す必要があったんだと。
「最悪の出来事」は必ず未来に「最高の出来事」になる。
今まで出会った人の中で「不幸そう」な人は、例外なく変化を嫌っている人だった。ある程度恵まれていて、変化しなくても生きていける人たち。
そういう人に何人も出会って、ある時思った。
「『安全・安心・変化のない日々』は、『退屈・停滞・不満』という小さな毒も一緒に作り出し、私たちの心を蝕ばみ力を奪っていく。変化のない人生が、最も恐ろしいかもしれない」と。
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